2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夕暮の帰り道 トット君2

トット君は、小学2年生。 夜汽車に揺られて、お母さんが生まれた町にやってきた。 お母さんが生まれた家は、かなり大きな農家だ。 牛小屋があって、朝は絞りたての牛乳を初めて飲んだ。 搾りたての牛乳は、一旦煮ないといけないと教えてもらった。 おじいち…

文通  夏の日の思い出  トット君1

トット君は、小学6年生。 転校したキミちゃんと文通をしている。 キミちゃんとは、小学校5年生の時の同級生。 今年の3月に、お父さんの仕事の関係で、よその町に転校した。ある日、同級生のアッちゃんから手紙が届いた。 アッちゃんは、キミちゃんがこの…

111 夏バテ

今日は、なんだか体調が優れない。 食欲もあまりない。 ここの家のままが準備してくれた食事も、そのままの状態だ。 一応、朝と夕方の散歩には行ってきた。 夕散歩は、ここの家のパパと出かけたんだ。 だけど、途中で体力が持たなくて、ここの家のパパに抱か…

夏の町の風景 2

ジリジリと照らす太陽の熱で熱せられたコンクリートの石段に座り、菓子パンを齧る。 近くを飛んでいた鳩たちが、数羽足下に集まってきた。 本当はいいことではないんだがと自己弁護しながら、菓子パンの一切れをその鳩たちの群れの中に投げ入れる。 サッと近…

110 僕の戦術

昨日の夕散歩の時、いつもの長細い公園を出て、県道に続く小さな道を歩いていたんだ。 まえから、おばさんたち2人が話しながら僕たちに近づいてきたんだ。 僕から見て左側を歩いていたおばさんは、僕を見て片手を振るんだ。 だから、僕は呼ばれたと思い、そ…

 夏の水元公園 1

久しぶりに自転車で遠出。 と言っても、隣町の水元公園に行って来た。 公園入口の桜道は、桜の葉の木陰で少しカンカン照りの太陽の光が遮られる。 アブラゼミの泣き声が、「ジージー」とその桜の枝からが降って来る。先月来た時は、菖蒲祭で大勢の人で賑わっ…

109 合成の誤謬?

「この犬、メス?」 「いいや、オスだよ。」 「えっ、メスじゃないの?」 「メスじゃない。オスだよ。」 「だって、メスみたいに耳にリボンつけてるじゃない。」これは、昨日の夕散歩の時の、いつもの長細い公園の中での、2人づれの小学生の男のたちと ここ…

不思議な体験

神宮前の学生寮について、このブログに書いたのを覚えていてくれてるでしょうか。 今日もまた、その時の話しをしてみようかと思います。 以前も話したように、1・2年生は、木造建ての旧館に住む慣わしだった。 あれは、旧館の2階に住んでいたときのことだ…

今週のお題私とケイタイ

初めて、携帯電話を使ったのは、いつだったのかもう忘れてしまった。 仕事の関係で上司から社用の携帯電話を持つようにと指示を受けたように記憶している。 その時の携帯電話は、重くて使いにくくて、まだ一般に普及していなかったように記憶している。 たま…

108 サマーカット

昨日の午前中、ここの家のママに連れられて、「サマーカット」して来た。 だから、今僕の両耳には、リボンがついている。 昨日の夕散歩は、ここの家のパパと行った。 その夕散歩の時に、大きな犬を連れたおじさんは僕を見ながら、 「まるで少女漫画に出てき…

バリアフリー ひとり言 2

交差点で、私は、信号待ちをしていた。 退屈紛れに周囲を見回した。 交差点から、20メートルくらい離れたところにある停車場にバスが止まった。 バスの中から女子高生が2人、降りてきた。 ところが、その女子高校生2人は、なかなかバスから離れない。 あ…

107 ごめんね。黒猫君。

今朝は、ここの家の次女の早朝出勤。 だから、ここの家のママは、朝早くおきて、朝の仕事を終えて、また寝ちゃった。 今日の朝散歩は、ここの家のパパと行って来た。 マンション横の小さな公園には、ベンチに腰掛けているおばさんとリードを外されたプードル…

106 僕の習性 1

ここの家のパパの携帯の呼び出し音が鳴っている。 持ち主は、まだ寝ている。 やっと起きだして、携帯に出た。 だけど、何度も相手を聞き返している。 「ああ、○○か。 どうした?」 掛ってきたのは、ここの家の長男からだ。 話の内容は、昨日の西日本を襲った…

夏の街の風景 1 

ビジネス街に行った帰り、交通費を浮かせようと途中下車して、歩き始める。 JR高架橋の傍にある短くて細い公園で少し一休み。 私は、マッサージベンチに座り、高架橋の上の流れる雲を見ている。 道を挟んだ向かいの公園の街路樹、同じ風が吹いているはずな…

105 久しぶりの青空

今朝は、8時前にここの家のパパは、起きるとすぐに出掛けちゃった。 それから、ここの家のママと次女も、午前中に出掛けた。 今日は、僕1匹だ。夕方、顔中に汗を吹き出して、ここの家のパパが帰って来た。 僕は、すぐにでも夕散歩に出たいんだ。 けれど、…

久しぶりのビジネス街

今朝は、久しぶりに通勤電車に乗って、都内に出かけた。 駅に向かう途中、まわりを見ると、クールビズスタイルのビジネスマンにビジネスウーマンさんたち、皆押し黙って行進。 駅から吐き出されてきた通勤者の群れが、押し寄せてくる。 やっぱし皆、押し黙っ…

104 コンクリートの蓋。

朝散歩は、結構早い時間にここの家のパパと行ってきた。 今朝の空は、厚い雲に覆われてる。 太陽が出ててもいい時間なんだ。 なのに、太陽の顔を見る事はできない。 それに、ちょっと肌寒い。傘を持ったサラリーマン、OLさんは、バス停を目指して歩いてる…

ワン・オブ・ゼム  ひとり言 1

起業本または中高年の再就職向けの本を開くと、 まず最初に、「いままでのあなたの人生の棚卸をして下さい。 そして、他人にはない、あなただけの得意分野があるはずです。 オンリーワンの分野が。 それが、あなたの『売り』なんです。」みたいなことが書い…

 ロバノパン

「チーズ」と今日の夕散歩に出掛けたとき、賑やかな音楽が聞こえてきた。 音源を求めて、歩いています。 見つけました。 音源は、パンの移動販売車から発せられていました。それで、思い出したのです。 そういえば、今から50年以上昔のことです。 あの当時…

103 天気雨?

昨日は、雨の中をここの家の家族4人と選挙会場まで、僕の夕散歩を兼ねて行って来た。 それから、外ではすごい風が吹いていた。 風速何メートルなんだろう。 まるで、台風が襲来したような風の音がした。 その中を、ここの家の長女は、ここの家のママの運転…

102  猫とモンシロチョウ

丑三つ時を過ぎて、玄関でガタガタと物音がする。 僕は、不審者が忍び込んできたんじゃないかと、激しく吠え立てた。 当然、ここの家に一宿一飯の恩義がある身分だもの。 ここの家のパパは、まだ起きていたので、僕の吠え声を止めさせようと僕を抱き上げた。…

101 久しぶりの全員集合

一昨日、ここの家の長男が、何ヶ月ぶりかで家に帰って来た。 一緒に暮らしている彼女が、夏期休暇で実家に帰っちゃったので、一時本宅に帰還。 そして、昨夜は、この春から1人暮らしを始めたここの家の長女も、一時帰宅するとの連絡があったみたい。 それで…

TELL ME WHY?

夏の炎天下。 午前中のJR駅前くのスーパーマケットの駐輪場。 近所の買い物客が、自転車から降りて、駐輪スペースが空くのを並んで待っている。 いつもの警備員は、駐輪スペースの確保に汗を流す。 近くのベンチには、老人たちが並んですわり世間話をして…

江戸川を臨む 3

江戸川に架かる「新葛飾橋」。 金町側の橋の上から川面を見る。 昨日の雨で増水した川の水は、川幅を広げ土色の水を運んでいる。 川下を臨むと映画「寅さんシリーズ」で映し出される風景が見える。 堤防には、数人がジョギングをしている。向かい風に苦労し…

そんなの関係ない?

昨日のTVでは、世界的に北半球は偏西風の関係で猛暑を伝えてる。 今朝のTVでは、この国の異常気象を伝えている。 ゲリラ雨、雹が降ったりと、いつもとはちがう気候なんだって。今日の空は、昨日とはうって変わって一面の雲が覆ってます。 低い所では、黒…

 「クチコミマーケティング」

ここ4ヶ月図書館に行くことが多くなりました。 今回、隣の町の図書館に行った時見つけたのが、アンディ・セルノヴィッツさんの 「WOMマーケティング入門」(海と月社)です。「クチコミ」って言葉は、知っていたのですが、それを英語にすると「Word …

99 久しぶりの青空

今朝の空は、久しぶりに青空が広がってる。 朝散歩は、ここの家のパパとグルッといつもとは違うコースを回ってきた。まず、最初に出会ったのは、通学途中の小学生。 男の子は、少年雑誌を何冊も両手から落ちないように抱えて歩いている。 そのずっと後で、女…

 新入社員の頃

今まで、「さよなら」をテーマに書き綴ってきましたが、10回を一区切りにして、少し休もう。 今日のエピソードは、またまた昔話になってしまいますが、ふと思い出したのですから。 1979年。 私が、一番初めに配属になった支店の支店長は、30才でした…

98 いつもと違う道。

今朝もここの家の朝は、5時前から起き出した。 ここの家の次女の出勤が早いからだ。 ここの家のママは、次女を送り出して、もう一眠り。 1時間ぐらい経ったら、ここの家のママは、もう一度起き出して洗濯に取り掛かってる。 本当に毎日お疲れ様です。 それ…

 97 今日の天候は?

今日の朝散歩は、ここの家のママと行ってきた。 出かけるときは曇ってはいたけれど雨の心配はなかったんだ。 だけど、途中からザァ−ッと降りだしちゃった。 それで、すぐにここの家のママは携帯を出して、ピポパとボタンを押した。 「洗濯物入れた?」の一言…