夏の街の風景 1 

ビジネス街に行った帰り、交通費を浮かせようと途中下車して、歩き始める。
JR高架橋の傍にある短くて細い公園で少し一休み。
私は、マッサージベンチに座り、高架橋の上の流れる雲を見ている。
道を挟んだ向かいの公園の街路樹、同じ風が吹いているはずなのに、なぜか大きく揺れている。
窓を完全に閉めきった自動車が通り過ぎて行く。
窓をちょっと開けた自動車も、通り過ぎて行く。
ざわざわと枝の木の葉が、風と戯れている。
自転車に乗った学校帰りの女子学生は、腰にカーディガンを結び、ちょっとガニ股気味。
狭い歩道いっぱいに使って、仲良く話しながら、進んでいく自転車に乗った女子高生。
その気持ちは、わからないわけじゃにけれど、もう少し回りのことに気が回らないのかなと、おじさんはひとり言。
地図を片手に、ipodを聞きながら、檀家回りをしている自転車に乗った若い尼さん
は、片手運転で交差点を曲っていく。
ポテトチップの袋を指で摘んで、歩いていくTシャツ、短パンのお嬢さん。
横断歩道では、タオルで汗を拭きながら、信号が変わるのを待っている男性。
汗をかきながら、ジョギングをしている男性。


私は、さっきスーパーマーケットで買って来た発泡酒の栓を開け、そんな風景を見ている。
やっぱり、夏なんです。


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