2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

[随感日記]わが町の発見・再発見 松戸

ポツポツと降る雨からしとしとと降る雨に変わった。 生まれ育った町を離れ、ほんの旅人のつもりで住み始めた関東が、いつのまにか生まれ育った町の年月より長くなってしまった。 なにかの縁でこの地に住むことになったのだから、もっとこの町のことをいろい…

[日記][チーズの目]151 車椅子と老夫婦

夕方に流れる「よい子の帰る時間になりました」の放送が流れ終わると、僕はつい遠吠えをするんだ。 そうすると、2階に居たここの家のパパは、トントントンと階段の音を響かせて降りてくる。 そして、僕を夕散歩に連れて行ってくれるんだ。 今日も、小さな声…

衣替え

一昨日からしとしとと降り続いていた雨が降り止んだのを見計って、午後外出をした。 だが、完全には降り止んではいなかった。 途中から、またしとしと降り出し、傘を広げて目的地までたどり着いた。用件が、終わってビルから出ると、雨はすっかり止んでいた…

150 行政の問題点って?

昨日から、ずっと雨が降っています、しとしとと。昨日は、僕はここの家のママと次女に連れられて、カットに行ってきた。 たしかに、毛が伸びて目を覆って前が見えない状態だったんだけれど、こんなに急に涼しくなるんだったらと、ぼやいてもしょうがないよね…

言葉

白川静先生の解釈では。「言」の語源は、 「口」は神器を表わし、誓いを破れば針で罰を受けると神に誓うことを意味するとのことである。 また、語源辞典では、言 = 事 に通じ重い意味があるとのこと。「言葉」は、本来慎重かつ丁重に扱わなければならないも…

超高齢化社会

「○さん、△さんちのおばあちゃんから、今日買ってきて欲しい注文がはいってるわよ。」 「わかった。」 「それから、×さんのおじいちゃんとこからも、注文が入ってるから。 注文票を打ち出しておきましたから、それとこれが買い物先ルートと配達先ルートです…

故郷の空

午前中の雨が上がった午後、空には雲ひとつなく太陽は真上から光を放っている。 街中を吹き抜けてきた風は、冷気を含んだ秋の風である。 鉄橋の下のサイクリングロードでは、ロードバイクに乗った人たちが颯爽と川と平行に走っている。 その鉄橋の近くに葛飾…

途中下車 千駄木駅 2

私は、またいつもの途中下車の癖が出て、千代田線千駄木駅で降りることにした。 定期券で自動改札を抜け、地上に出る狭い階段を上る。 この階段は、たまにいたずらな風が、スカートを履いた女性を困らせる場所である。 私は、地上に出て団子坂方面に足を向け…

149 明日天気にな〜れ!

昨日は、中秋の名月という事だった。 だけれど、結局曇り空でまん丸のお月様を見ることはできなかったって、ここの家のパパが言ってた。 だって、僕は1匹じゃ外に出れないもん。そして今日は、朝早くここの家のママと朝散歩。 その後から、雨が降り出した。…

148 中秋の名月

今日は、中秋の名月なんだって。 でも、昨日今日と日中は暑くてたまらなかった。 今朝は、ここの家のパパは、朝から何処かへ行っちゃうし、ママもお仕事で出かけ、僕だけかと思ってたら、お昼ごろにここの家の次女が2階から降りてきた。 でも、お昼を食べた…

自然の生命力

「あの大きな建物なんだと思う。」とAクンが川と反対側の大きな建物を指差して尋ねました。 Bクンは、少し考えてから、 「あれだけ高い煙突が建ってて、それにあんなに大きな建物だからさ。 きっと、松戸にもあるじゃない、クリーンセンター、きっとそうだ…

 私は小鳥    TULIP  あべ静江

Tulipといえば、「心の旅」か「青春の影」が、知名度が高いのでしょうね。 でも、私の好きなTulipの楽曲は、デビュー曲の「魔法の黄色い靴」です。 初めて聞いたとき、なんとビートルズ(ポール・マッカトニー風)の曲想なんだとうれしくなりまし…

仕事ですか家庭ですか?

事前に、私たちは、何度も綿密な打ち合わせを行い、今日の取引先との交渉のための準備をしてきた。 目的地の飛行場には定刻どおりに到着した。 取引先の事務所までは、飛行場からタクシーを使う事にした。 その前に、今日の交渉終了時間がわからないため、早…

少年たちの小さな旅

自転車に乗った2人の少年は、いま江戸川の堤防の上に立ち上流を目指して、自転車のペダルを踏み始めました。 「今日は、どこまで行く?」とAクンがBクンに尋ねます。 「とりあえず、行ける所まで行ってみようよ。」とBクンは答えます。 秋空の下の堤防の…

小さなおじさんの旅

一人のおじさんが、壊れかけた自転車にまたがり小さな小さな旅に出かけました。 青空の下、おじさんは秋を見つけに旅に出ました。 河川敷には、今までうるさいくらい鳴いていた蝉の声も少なくなり、いまは「ツクツクボウシ」が鳴いています。 その代わりに虫…

時間持ち

葛飾柴又と言えば、「寅さん」というイメージが定着してます。 そして、その寅さんの映画では、毎度出てくる舞台が、寅さんがゴロリと草叢に寝転んでいるあの江戸川の土手です。 そして、一人の初老の男が、その土手の草叢に座っています。 その老人の傍らに…

マーク Ⅱ  よしだたくろう

この歌を聴くと、ふとあの時の君の事を思い出してしまいます。 あれは、君と初めて出会ってから、3ケ月ぐらい経った冬の夜のことだったと記憶してます。 国電目黒駅のプラットフォームから地上に続く階段を上って改札を出て、当時君が住んでいた白金台の下…

NOW OR NEVER   YOKO ONO

今回、私の好きな音楽として紹介したいのは、1973年に発表されたYOKO ONOさんの楽曲です。 この楽曲自体が何時できたものは、わかりませんが、1973年という年は、ヴェトナム戦争の終わりのころのことです。 また、この頃のジョン・レノンさん…

YOUR EYES  山下達郎

ブログめぐりのなかで、山下達郎さんの『FOR YOU』のエントリーを発見。 頭の片隅に残っていた、このアルバムをよく聴いていた当時のことを思い出させてくれました。 このアルバムは、今の(と言っても、今も過去も一人なんですが)奥さんと結婚する前…

ACROSS THE UNIVERSE  如雲玲音

初めて、その楽曲に出会ってから、もう幾度ともなく聴いているのに、それでも飽きはこないし、聴くたびに新たな感慨を覚えてしまう。 そんな楽曲って、皆さんもお持ちだと思います。 私にとって、そんな楽曲のなかの一つが、ビートルズと言うよりもジョン・…

〔チーズの目〕147 普通の生活かな。

2日前の夕立は、夏の暑さを連れてどこかへ行ってしまったようだ。 今日の僕は、涼しい朝を迎えてるよ。 朝散歩は、ここの家のママとグルリと近所を回ってきた。 他の家族は、まだまだ眠ってる。 僕は、いつものソファーの上で目を開けたり閉じたりしながら…

光と影

半月ぶりにまた、都内に出かける用事ができたので、午前中に家を出た。 午後2時ぐらいで今日の予定の用事を済ませて、事務所のあるビルを出る。 また、散歩がてらに都内を歩いてみようと、通産省前の道路を皇居方面に向って歩き出した。 歩き始めてすぐに目…

[随感日記]雷

つい、今まで歩いてきた道を立ち止まって振り返ってみるときってありますよね。 いままで歩いてきた道で本当によかったんだろうかって。 最終電車に乗り遅れて、歩いて帰宅途中に、ちょっとした判断ミスで間違った道を選んだとき、途中までは平行に走ってい…

[日記][チーズの目]146 昨日の疲れが?

今朝の朝散歩は、ここの家のパパと出かけたよ。 家を出ると、小学生たちがランドセルを背負って学校に行くところだった。 しばらく歩いていると、最初は明るかったんだけど、だんだん暗くなってきた。 上を見上げると、太陽の近くの空から北は、雲は多いけれ…

[私の好きな音楽]ひこうき雲

最寄り駅からわが家に帰る途中に、ちょっとした坂道があります。 その坂道の途中で立ち止まって、坂の上を見ると、空が見えるのです。 そうすると、ある楽曲が思い出されてくるのです。 それが、今回「私の好きな音楽」で取り上げさせていただいた、今はビッ…

146 後姿

毎朝1番に早起きするのは、実は僕なんだ。 それで、「早く起きて、散歩に連れて行ってくれ。」と、ここの家のパパの髪の毛に前足で優しくタッチするんだけれど、それでも起きやしないから、僕はいつも不貞寝する。 そうすると、ここの家のママが起き出して…

哀愁のカレリア フィーネーズ

もう昔々の話になってしまいます。 小学生の時、近所に住む中学生のお兄さんから借りて、繰り返し何度も聞いたレコードです。 今のようにオートリターンなんて、ありませんから、曲が終わるたびにレコード針を元に戻して聞き返しました。 このレコードジャケ…

哀蚊

ネコの額ほどの小さな小さな我が家の裏庭の雑草取りをしていると、薮蚊にさされてしまった。 昔、読んだ太宰治さんの小説(老化のためか、タイトルは忘れてしまった)の中に「夏をすぎた蚊を『哀蚊(あわれが)』という」という文書を読んだ記憶がある。 既…

145 秋だね。

今日の朝散歩は、ここの家のパパとだ。 雲に覆われた空、その雲の隙間から太陽の光が放射線状に地上に向かって光を放ってる。 その光の帯が、灰色っぽい雲ときれいなコントラストになって、きれいだなぁ。 僕の中を風が通り過ぎてゆく、秋がきたんだ。 マン…

〔随感日記〕青森ドロップキッカーズ VS 橋

ネタバレあり。 ブロガー仲間から紹介のあった森沢明夫さんの『青森ドロップキッカーズ』の本が、予約していた図書館から連絡があり、先日受け取りに行き、今読み終えました。 この前に、橋本治さんの『橋』を読みえ終えた後だったので、『青森ドロップキッ…