久しぶりのビジネス街

今朝は、久しぶりに通勤電車に乗って、都内に出かけた。
駅に向かう途中、まわりを見ると、クールビズスタイルのビジネスマンにビジネスウーマンさんたち、皆押し黙って行進。
駅から吐き出されてきた通勤者の群れが、押し寄せてくる。
やっぱし皆、押し黙って、近くの勤務先に行進していく。
いつも、こんな感じで皆何かに操られているようにして、会社へ行ってるんだ。
3ヶ月も離れていると、まるで異邦人のような感覚がする。
つい、3ヶ月前までは、この群れの中に溶け込んでいた筈なのに。

改札口を抜けプラットフォームに向かう階段には、今ついた電車から吐き出された人間の塊が押し寄せてくる怖さを感じた。
プラットフォームには、電車を待つ大勢の人たちが列を作って並んでいる。
こんなに人が、沢山いたんだ。
つい、3ヶ月前までは、当たり前すぎて別に違和感も感じていなかった光景が、3ヶ月も離れてしまうと、すごい違和感を感じる。
ビジネス街の駅につき、地下鉄の出口を出る。
ビルとビルの間の軽自動車しか通れないような一方通行の道。
見上げると、ビルの隙間から見える空は、家を出るときは一面の雲だったのに、いつのまにか、太陽の光が現れ、青い空の面積が少しづつ広がっている。
流れる雲の早さに、風の強さを感じた。


ビルとビルとの隙間に出来た空き地の入り口付近には、飲料水の自動販売機が占領している。
その自動販売機の横には、蓋をくりぬかれた石油缶がひとつ。
それは、大きな灰皿だ。
その石油缶の周りを街から追い詰められた喫煙者たちが、缶コーヒーを片手に、紫煙を吐き出している。
この場所は、喫煙者たちの解放地帯だ。
だが、禁煙者にとってのこの場所は、デンジャラス・ゾーン。
そう、危険地帯。
私は、この解放地帯で、ほんの一時の解放を味わう。
そう、私は胸ポケットからたばこの箱を出し、タバコを1本抜き取り口に咥える。
そして、私は、タバコに火をつける。
スーッと大きく吸い込んだタバコの煙を大きくフーット吐き出すのだ。
さぁ、これから目的地に乗り込むぞ。


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