夏の水元公園 1

久しぶりに自転車で遠出。
と言っても、隣町の水元公園に行って来た。
公園入口の桜道は、桜の葉の木陰で少しカンカン照りの太陽の光が遮られる。
アブラゼミの泣き声が、「ジージー」とその桜の枝から降って来る。

先月来た時は、菖蒲祭で大勢の人で賑わっていた。
さすがに、3連休の真ん中で、夏の真昼間だとそんなに居ないだろう。
と予測して来てみたが、そこそこの人が集まってた。
小合溜の水辺の釣り人は、釣竿を土に立て、シートの上で昼寝中。
サイクリング車をベンチの横に止め、上半身裸の若い男性は、ベンチの上で少し昼寝。
ちょっと身体に自信のある若い男性は、陽に焼けた上半身にTシャツを軽くかけてサイクリング。
木陰のベンチは、満員御礼だ。
ビール片手にイヤフォンをしたおじさんは、何を聞いているのだろうか。
ちょっと年を召したご夫婦は、仲良く腰掛けている。
奥さんが握っているお菓子のビニール袋に、隣の旦那が指を突っ込み取り出している。
際の鴨たちは、首を後に曲げて羽根の中に頭を載けって昼寝中?

そうだよね。
こんなに太陽がかんかん照りだもの。
眠くなる気持ちはよくわかる。
ふと、空を見上げる。
眩しくてまともに見る事ができない太陽の光。
その太陽から少し離れたところに、青い空の中に白い月が見える。

水元公園の中の中央公園に着いた。
目の前に草原が広がる。
その草原の上を渡って行く風は、草の波を幾重にも立てて通り過ぎて行く。
草原を取り囲む樹木たちは、緑の葉で覆われた枝を通り過ぎる風に揺すられている。

湿地帯に吹く風は、人間の背丈ぐらいの高さの葦たちをなぎ倒して過ぎて行く。
だけど、葦たちはそんな風には、負けずにすぐ立ち上がる。
これが、本当の強さなんだと感心する。
倒れても倒れても、すぐ立ち上がる葦たちの柔軟さに脱帽。

蓮池には、お盆に具える砂糖菓子のような桃色と白色の蓮の花が咲いていた。
逆だな。
砂糖菓子が、この蓮をモデルにして作られたんだ。

公園を出て、桜道を通って帰ろうとした。
風に乗って祭り太鼓とお囃子の音色が聞こえてくる。
この近くで、夏祭りがあるんだ。


ああ、喉が渇いた。
飲み物でも持ってくればよかったと、反省。

夏の公園の雰囲気を感じてもらえたでしょうか?




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