世界で最初に飢えるのは日本

本書を手にしようと思ったきっかけは、ねっとからです。

わが国の食料自給率が低いということは、TV等の情報で見た記憶がありますが、どれほどかという具体的な数値は、知りませんでした。

本書によると約37%だそうですが、もっと正確にいうと、1桁台だとのことです。

そんなに食料自給率が低い要因は、アメリカの戦略に日本の政府が、太刀打ちできないってことです。(貿易の自由化と食生活改変政策)

それと、メディアが日本の農政にまともに取り組んでこなかったということでしょう。

その辺の詳細な事情が、ざっくりと語られているのが、本書です。

いかにこれまでのわが国の農政が、国民のことを全く考えてこなかったかということ、アメリカの食料政策が、穀物メジャーに牛耳られて、まぁ当然と言えば当然なんでしょうが、自国のことしか考えていないということが、よくわかりました。

そんなわが国の食料の安全保障が絶望的なことばかりの内容が第四章まで続き、第五章で解決策及び具体的な方法が論じられ、現時点で具体化された事例が述べられてはいますが、まだまだ道の途中ということです。

もっともっと、再興戦略を広げていかなければ、思った次第です。

著者 鈴木宣弘

目次

まえがき

序章   「クワトロ・ショック」が日本を襲う

第一章  世界を襲う「食の10大リスク」

第二章  最初に飢えるのは日本

第三章  日本人が知らない「危険な輸入食品l

第四章  食糧危機は「人災」で起こる

第五章  農業再興戦略

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