［随感日記］雷

つい、今まで歩いてきた道を立ち止まって振り返ってみるときってありますよね。
いままで歩いてきた道で本当によかったんだろうかって。
最終電車に乗り遅れて、歩いて帰宅途中に、ちょっとした判断ミスで間違った道を選んだとき、途中までは平行に走っていた道が、どんどん帰る方向とずれてしまった経験ってありますか？
あれは、辛いです。
気づいた時に、今来た別れ道まで帰るか、それともそこから方向修正して家に向うか？
その時は、元に戻らずに方向修正してなんとか家にたどり着いたんです。
地図さえ持っていれば、そんなことにはならないんです。
でも、人生の場合はどうなんでしょう。
みんな地図を片手に目標に向って歩いているのかな？
それとも、出たとこ勝負で、間違った時には修正する。
いや、間違った事さえわからずにがむしゃらに進んでいく。
さて、今の自分はどうなんだろうと立ち止まったままなんだか時間が無為に過ぎていくようです。
窓の外では、闇の中でたかれるフラッシュのような稲光が断続的に光り、あとを追うようにまるで爆音のような雷が轟いています。
風も時折、強く部屋の中に侵食してきます。
いま、落雷があったような音が届いてきました。



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