145 秋だね。

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今日の朝散歩は、ここの家のパパとだ。
雲に覆われた空、その雲の隙間から太陽の光が放射線状に地上に向かって光を放ってる。
その光の帯が、灰色っぽい雲ときれいなコントラストになって、きれいだなぁ。
僕の中を風が通り過ぎてゆく、秋がきたんだ。
マンション横の坂道を降りるとバス通りがあるんだけれど、ちょうど今通勤中の自家用車が、交差点で信号待ち状態だよ。
それと、自転車に乗った人たちも、学校や会社に行くんだろう、やっぱり信号待ち状態だ。
僕は、信号灯の下の草叢の中に鼻を突っ込んで、匂い探し中だよ。
そして、信号を渡ろうと顔を上げたら、
「こらっ、今信号が変わったばかりだから、危ないだろう。」って、ここの家のパパに怒られた。
なんだ、草叢に鼻を突っ込んでいる間に、信号が青から赤に変わってたのか。
だったら、もっと早く教えてくれればいいのに。
なぁ〜に、ちゃんと信号が変わる前に教えたって?
じゃぁ、さっき僕の首を引っ張ってたのは、そういうことだったの。
だったら、僕が悪いってこと。
それは、どうもすいませんでした。
えっ、心が籠ってないって。
そんなことはいいからさぁ、早く信号渡ろうよ、また変わっちゃうよ。
ということで、僕は少し小走りで信号を渡った。
そのあとを追いかけるようにここの家のパパがついて駆けてきた。
バスセンターには、バスが2台停車していて、発着場には停車中のバスが、通勤・通学の人たちを乗せている。
バスの運転手さんも、もうそろそろ運転再開みたいだ。
窓際のあのお兄さん、こっくりこっくりと眠ってる。
まだ、起きたばかりの時刻だというのに、きっと1週間分の疲れが出てるんだろうなぁ。
今日は、金曜日だもんな。
「それにしても、いいよねパパは、もう何ヶ月会社に行ってないの。
昼間は、何処かに出かけてるみたいだけど、何やってるんだって、ママがぼやいてたよ。
まぁ、言ってもしょうがないからって、なんだか諦めモードみたいだったけど・・・。
パパ聞いてる?この話になると、聞こえない振りするんだから。」
バスセンターを通り過ぎて、コンビに行く坂道に出る。
後ろで、誰か話してる声が聞こえるんで、後ろを振り向くと、手をつないだ男の子とおかあさんが坂道をのぼってきた。
なぜだか最近、犬の仲間の会話より人間の会話に方に敏感になっているんだよね。
通り過ぎちゃった。
そして、僕は道の向こう側から風に乗ってくる匂いに惹かれている。
だから、道の向こう側に渡ろうと待ち構えているんだけれど、なかなか自動車の流れが途切れない。
ここの家のパパも、僕の行動が読めるみたいで、僕が向こう側に渡ることがわかってるみたいだ。
自動車の流れが途切れたから、さぁ渡ろう。

そのあとぐるりと回って、家を出たすぐ左手にある駐車場の入口近くのコンクリートの壁の前たどり着いた。
家を出るときは、涼しいと思ってたんだけれど、ぐるりと歩いてくると結構疲れた。。
「この下水蓋が冷たくて、気持ちいいんだ。」と言いながら、僕は蓋の上にごろりと横になる。
「もう少し、外にいたいから、もうちょっと一休みして帰ろうよ。」と、僕は駄々をこねている。



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