〔随感日記〕青森ドロップキッカーズ VS 橋

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ネタバレあり。
ブロガー仲間から紹介のあった森沢明夫さんの『青森ドロップキッカーズ』の本が、予約していた図書館から連絡があり、先日受け取りに行き、今読み終えました。
この前に、橋本治さんの『橋』を読み終えた後だったので、『青森ドロップキッカーズ』の主人公たちが、いろいろと苦境に直面する場面はあるのですが、それでも全体的にすごく温かみを感じる内容でした。
最後の方で、『津軽百年食堂』が、さらりと触れられています。
一方、橋本さんの描く物語は、『青森ドロップキッカーズ』と場所は違いますが、同じ地方都市で1980年以降から現代までを舞台にしています。
二つの家族が、高度成長から現在までの時間の流れに巻き込まれ、最後には悲劇が待ってます。
両作品とも「いじめ」がひとつの題材として入ってます。
同じ現代を描いているのですが、『橋』には『青森ドロップキッカーズ』のような明るさは全くありません。
一般庶民の現代を主題として描いていますが、著者によって、その時代の描き方がこれほど違うのかと改めて気づかせてもらいました。
『青森ドロップキッカーズ』も『橋』どちらも意味合いは違いますが、おもしろいです。
この「おもしろい」って言う言葉は、実に便利な言葉です。





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