〔チーズの目〕147 普通の生活かな。

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2日前の夕立は、夏の暑さを連れてどこかへ行ってしまったようだ。
今日の僕は、涼しい朝を迎えてるよ。
朝散歩は、ここの家のママとグルリと近所を回ってきた。
他の家族は、まだまだ眠ってる。
僕は、いつものソファーの上で目を開けたり閉じたりしながら、ゴロリと横になってる。
本当に静かだ。
今聞こえる音は、途切れなく続いている風呂場にある金魚の水槽のモータの音。
遠くの空から聞こえてくるヘリコプターのプロペラの音。
ああ、それからここの家のパパがPCに打ち込んでいる音とPCから発する機械音。
時々、近所を通り抜けて行くオートバイや自動車のエンジン音。
こういう音に包まれて、僕の一日がいつもどおり過ぎて行くんだ。
家族がみんなこの家から出て行くと、つい押し殺した悲しそうな声で何度か鳴くんだけれど、あたりまえのことだけど誰もいないんだ。
わかっているつもりなんだけれど、つい鳴き声を出しちゃうんだ。
でも、誰も出てこないから、鳴くのを止めちゃうけどね。
だから、僕はここの家の誰かが帰って来たときは、とっても嬉しくて、すぐに近づいてじゃれついて、すぐに夕散歩をおねだりするんだ。
今までだったら、誰かが帰ってきても、夏の暑さを受けた体の熱を静めるのに結構時間がかかって、なかなか夕散歩に連れて行ってもらえなかった。
でも、これからは、涼しくなったんで、割と早く連れて行ってもらえるんじゃないかと思ってる。
あくまでも、僕の希望的観測だけどね。

昨日は、みんな午前中にはいなくなって、僕だけ家に残されてたと思ってたんだ。
そしたら、夕方近くに2階からここの家の長男が下りてきた。
僕は、ここの家の長男が、朝早くアルバイトから帰ってきてたのを、すっかり忘れてた。
そうしてたら、ここの家のパパが帰って来たので、それから夕散歩に行ってきた。
僕以外の仲間たちも、きっと同じような生活をしているんじゃないのかな。
それとも、もっと刺激的な生活をエンジョイしてるのかな。
それとも、おっかないご主人にいたぶられてるとか。
まぁ、僕たちは、ご主人様の生活レベルにあった生活しか望めないしね。
衣・食・住については、これから先のことはどうなるかわからないけれど、今のところなんとかしてくれている、これ以上望むものもないのかな。
ちがうちがう、生物として一番肝心なことが足りないんだ。


ある人たちの話しだから本当かどうかはわからないよ。
この国はかなり「豊かな国」なのに、この国に住む人たちの大半は、豊かじゃないんだってサ。
どこかにお金って物が滞っちゃって動いてないんだって。
そのお金が、動き始めれば、景気ってものがよくなるらしいんだけれど、そのお金を握っている人たちは、先行き不安で安心できるものがそのお金ってものだから、なかなか手放せないみたい。
会社って所もいままで働いてきた人たちを見放して、会社内部では「留保金」っていうのを蓄えているんだってさ。
なのに、税金を下げろって。
誰の言ってる事が、筋の通った話なのか、犬の僕にはわからない。
「それは、あなたがバカだから」ってことなのかな。
本当に、人間って動物は、僕たち犬族にはまったくわからない種族だよ。




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