日記

130 蝉

朝散歩は、ここの家の次女といって来た。 それから、午後はずっと瞑想中。 夕散歩は、ここの家のパパと行って来たところだよ。 交差点で信号待ちをしていたら、目の前でなにやら光る物体が裏返しになって足をばたばたさせている。 「蝉だよ。 きっと、飛び疲…

愚かな男のひとり言

昨日の夜半から振り出した雨は、午前中で上がってはいるが、空は雲で覆われている。 TVでは、台風が近づいていることをアナウンスしている。 本日の室温は29℃、湿度は72%とすこし若干ムシムシトする。 このブログを書き始めて、既に4ヶ月が過ぎた。 …

129 昨日の花火大会

昨日の花火大会は、ここの家のママと行ってきた。 ここの家のパパは、家の中にいたみたい。 やっぱり、思ってた通りのすごい人だった。 途中までは歩いて行ったんだけど、町中に入ると僕は人の多さに歩くことを辞退して、後はここの家のママの腕の中で花火を…

128 花火大会

いつもは空いている夕方の駅行きバスなんだけれど、今日は混み合ってる。 なぜかって、今日は年に1回のこの町の花火大会があるから。 駅の近くの川原で、花火が打ち上げられるんだ。 今日の川原の土手は、すごい人でいっぱいだよ。 朝から、シートを敷いて…

127 立ち竦む

昨日紹介した、この町の夕方の放送 ♪歌の町 の音楽が流れてきたので、夕散歩に行くことになった。しかし、今日の夕散歩は、僕は立ち竦むことばかりでちょっとうんざりした。 最初の立ち竦みは、マンション横の小さな公園のベンチに座ったおじいさんと2匹の…

126 誰そ彼

夕方になると、マイク放送が流れてくるんだ。 「歌の町」ってメロディーが。 良い子が帰る時間を知らせるんだ。 ♪ よい子がすんでるよい町は 楽しい楽しい歌の町 だから、僕は、ここの家のパパに、 「もうそろそろ涼しくなったから夕散歩行こうよ。」って、…

土地の記憶 

今日も抜けるような青い空です。 カンカンと照りつける太陽の下、出かけてきました。 途中にある中央公園では、桜の木から蝉の鳴く声が聞こえます。 その蝉のなく声の下で、大勢の小さな子どもたちが遊んでます。 プールからは、子どもたちの騒がしい喚声が…

125 夕陽に向かって

夕方涼しくなってから、夕散歩に行ってきた。 家の前の道をまっすぐ行くと、途中で交差点を渡るけど、鎮守の森に着く。 8月になってからは、蝉が鳴いている。しばらく歩いていると、前方の路上に何かがいる。 その物体の前に若い女性が、日傘をさしてその物…

地下鉄の冷房車

いやぁ、今日も暑いですねぇ。現在の室内気温が、33.5℃、湿度が62%です。 空を見ようと網戸の取っ手を持ったら、火傷しそうでした。 真っ青の空が見えます。「暑い。暑い。」 で、ふと思い出したんです。私にとっての、「冷房」との遭遇はいつだろう…

名もない老人の死

午後からのセミナー参加のため家を出た。 見上げた空には雲がなく、真っ青です。 容赦なく太陽は、照りつけてくる。 いやぁ、暑い。 首のタオルには、汗が溜まる。 セミナー会場は、駅を越えた先です。 いつもなら、人の多い駅を避けて、別の迂回路を行くん…

夏の思い出

夏といえば、朝起きると裏庭の垣に絡んでいた朝顔の花が咲いていた。 裏山の桜の木には、うるさいほどの蝉が鳴いていた。 おばあちゃんは、家の前にアルミの盥に水を張っていた。 午後には、その盥で水遊び、夕方には家の中で行水していた。 狭い空き地では…

124 抱きあげては?

8月夏の朝の太陽は、もうカンカンと照ってます。 でも、今日も風が結構吹いているので、割と歩き易いよ。 白っぽいアスファルト道の黒くなった所のにおい探し、コンクリートの電信 柱のにおい探し。鎮守の森では、蝉が鳴いてた。 「ミーン、ミーン」と。 森…

123 モーツァルトを聴きながら

夕散歩は、ここの家のパパと、今日はすこぶるノーマルな散歩だった。 太陽は少し西に傾いていた。 風があったから、散歩するには丁度いい天気だったよ。 仲間に出会うことはなかった。 路上で一休みしている家族が一組。 小さな女の子が、ベビーカーに乗った…

アスファルト道

夏の太陽は、ギラギラと熱を放ち、地上の世界を白日のもとに晒す。 アスファルトで舗装された道路は、その熱を保ちきれずそのまま放出する。 とても、人が歩ける道路じゃない。 一人の旅人が、そんな道路を歩いている。 旅人の目には、ユラユラと陽炎が立ち…

122 ちょっと隣の町まで

今日の夕散歩、あれは散歩じゃないよ。確かに家を出てすぐに、ここの家のパパが、僕に 「行けるか?」って聞くから、「えっ、どういうこと?」 と一瞬、僕は立ち止まってここの家のパパを見上げちゃった。 そうしたら、いつものコースを大幅に外れて、国道に…

暑さの記憶 散歩 1

つい先日の午後、隣町の図書館に行った。 その地下駐輪場に自転車を置き、図書館で用を足して、 「さぁ帰るぞ。」と思って自転車に飛び乗ったところ、後輪の空気が抜けている。 都合よく、その駐輪場には、自動空気入れが設置されており、それを利用させても…

121 置いてきぼり?

ここの家のママが、玄関から出て行った。 誰も居なくなったと思い、雄叫びをあげたんだ。 「ワオー、ワオー。」と。 ちょっと違うな。 もっと、哀愁を帯びた悲しそうな叫びなんだ。なんど叫んでも、誰も出て来ない。 諦めて、不貞寝をすることにした。 しば…

120 おばあさんとシュウヘイ君

暗闇坂の樹影を通り抜けるとバス通りにぶつかるんだ。 そのバス通りを越えたところに大きなマンションが建ってる。 そのマンションの前の縁石に腰掛けたおばあさんとベビーカーに乗っかった仲間が 居るのを見つけた。 僕は、その道を通り抜けたいんだ。 なの…

修学旅行 アーちゃん4

アーちゃんの中学2年生の秋のこと。 アーちゃんたちの修学旅行先は、関西方面だった。 そして、関西には、その年10月に単身赴任していたパパがいた。 ママから、アーちゃんの修学旅行の話しを聞いたパパは、アーちゃんが泊まる京都の旅館に会いに来てくれ…

119 雨上がり?

雷混じりの今朝の雨も上がったみたい。 これから、ここの家のパパと、朝散歩に出かける。 玄関を出た。 すこし、ポツリポツリと雨が落ちているのかな。 上を見上げると、空には白い雲と灰色の雲が入り混じって、青い色は見えない。 丸い太陽の光が、その雲の…

118 午後の瞑想

今朝も、涼しい風が吹いていて、散歩には好条件だった。 でも、ヒリヒリと肌が痛くなる、夏の太陽は容赦なく照り付けてきたけど。 でも、僕は日陰を探して歩いていたから大丈夫。 ちょっと、お腹の調子が良くない。 なにか、昨日悪いもの食べたかな。 昨日は…

これが、太平洋だ。 シン君4

ギンギラに輝く太陽と青い空。 駐車場には、すでに色んな地名の入ったナンバープレートをつけた車でいっぱい。 海岸には、いろとりどりのパラソルが、立ち並んでいる。 パラソルの下では、水着姿のお姉さんやお兄さんは甲羅干し。 UV対策に忙しい、若いマ…

117 入れ知恵?

ドーン、ドーンと空砲が聞こえる。今日は、隣の区の花火大会があるんだって。 それを知らせる空砲なんだって。 その空砲を合図に、僕たちは夕散歩に出た。 今日は、多少が風が吹いてくるから、暑くはないよね。 いつもの長細い公園を抜けて、ちょっと曲って…

林間学校 トット君11

夏休みといえば、キャンプ、海水浴それから林間学校です。 トット君の通っていた小学校は、高学年になると林間学校がありました。 トット君の時は、ちょっと人里離れた山の中のお寺です。 トット君のお母さんも一緒に林間学校に参加しました。 それは、 トッ…

社会見学 トット君10

トット君の通っている小学校では、高学年になると社会見学の授業がありました。 働く人たちの仕事場を見学する授業です。 見学先は、どこかというと広島市に本社のある新聞社工場でした。その日トット君たちを乗せたバスは、広島市を目指して走ります。 バス…

 小遣いがもっと・・・ シン君3

今日は、すごく早い時間に目が覚めた。 だって、パパと電車に乗って「幕張メッセ」に行くんだもん。 「幕張メッセ」で今日は、ゲームボーイの新ソフトの先行発売があるんだ。 今日のために、お小遣いを貯めていたんだ。 ゲームボーイだけじゃなくて、いろい…

116 夏疲れ

夕方、ゴロゴロと雷の音がする。 雨が降らないうちに、夕散歩行こうよ。とここの家のパパに誘いをかける。 ここの家のパパも、僕と同意見。 夕散歩に出掛けた。 西の空は、青空が顔を出しているけれど、真上は雲に覆われてる。ポツリ・・・ポツリ・・・と、…

テレビっ子のはしり トット君9

トット君の家では、割と早くから家にTVがあった。 それは、おばあちゃんの話しだと。 「トット君が、いつも社宅の集会場に設置されているTVの前に陣取って、他の人に見せなかったからなんですよ。 それで、トット君のパパが、近所の手前もあって、かなり…

三姉弟の誕生 アーちゃん3、シン君2

サー姉ちゃんが生まれたのは、パパの生まれた町なんだって。 ママが若いときに、ママのお母さんが亡くなって、ママの実家には女の人がいないんで、パパの生まれた町でサー姉ちゃんを産むことにしたんだって。 それで、パパの夏休を使って、パパの生まれた町…

アー姉ちゃんの遊戯会  アーちゃん2

今日は、サー姉ちゃんの幼稚園のお遊戯会だ。 だけど、サー姉ちゃんはずっと風邪をひいてて、幼稚園をお休みしてた。 今日のサー姉ちゃんのお遊戯会のために、パパはビデオカメラを買った。 「サー姉ちゃん、今日どうするんだろう。」とアーちゃんは心配。 …