夏の思い出

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夏といえば、朝起きると裏庭の垣に絡んでいた朝顔の花が咲いていた。
裏山の桜の木には、うるさいほどの蝉が鳴いていた。
おばあちゃんは、家の前にアルミの盥に水を張っていた。
午後には、その盥で水遊び、夕方には家の中で行水していた。
狭い空き地では、学年の違う子どもたちが、母親が
「晩ご飯だよ。」という声が掛るまで、汗まみれで遊んでいた。
たまに、子どもたちだけで、自転車に乗って海に遊びに行ってた。
親は、子どもに構ってる時間なんてなかった。
夕方には、工場から帰って来たおじさんたちは、家の前に縁台を出して
ヘボ将棋をやっていた。

あの頃はまだ、川には、蛍が飛んでいたっけ。
それを捕まえて蚊帳の中に逃がしていた。
そうそう、川の中でヤゴ(トンボの子ども)も捕っていた。

近くの神社の夏祭り、夕方になると小遣いを持って出掛けた。
神社の前の屋台には、ビニールの仮面売り、お姫様に、まぼろし探偵
銀だま鉄砲、薄荷タバコ、金魚すくい、ゴム風船つり、綿菓子。。。
アセチレンの光に彩られたセピア色の懐かしい風景。
今も、そんな風景が、どこかにあるんだろうなぁ。


だけど、私が住むこの町には、もうそんな風景はない。



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