116 夏疲れ

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夕方、ゴロゴロと雷の音がする。
雨が降らないうちに、夕散歩行こうよ。とここの家のパパに誘いをかける。
ここの家のパパも、僕と同意見。
夕散歩に出掛けた。
西の空は、青空が顔を出しているけれど、真上は雲に覆われてる。

ポツリ・・・ポツリ・・・と、すごい間隔を開けて、雨が落ちてくる。

いつもの長細い公園を抜けて、昨日話した消防署の前を通り過ぎる。
交差点で、信号待ち。
青信号に変わったので、交差点を渡り、まっすぐに歩く。
向こうに僕の仲間がいる。
僕は急いで、その仲間のところに近づいていくんだ。
仲間の同伴者のおじさんは、ちょっと高くなった駐車場の縁石に腰掛けてタバコを吸い始めた。
僕は、その仲間に近づいて、その仲間の匂い探し。
仲間は、立ったままで動こうとせず、僕が匂い探しをしても嫌がらなかった。
そんな姿を笑いながら見ている、縁石に座ったおじさんは、ここの家のパパに、
「降り出しましたねぇ。」
「そうですね、ポツリポツリ落ちてきますねぇ。」と、会話を交わし、
その後僕たちがじゃれているのを見てる。
というか、僕が一方的に仲間の周りを走り回ってるんだけどね。
そこに、別の仲間が来たので、僕たちはその場所から離れた。

ポツリポツリと降ってた雨は、止んだみたいだ。

途中で、ちょっと一休み。
そして、僕は上目遣いでここの家のパパを見上げる。
ここの家のパパも、僕が何を要求しているのかわかったみたい。
それで、僕を抱き上げて歩き始めた。
少し歩いたところで、路上に立っていたおばさんに出会った。
抱かれている僕を見て、そのおばさんは、
「どうしたお夏疲れ?
もう散歩しないの?」と僕に問いかけながら、僕の頭を撫でる。

そう、夏疲れなんだ。


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