2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

愚かな男のひとり言 2

瀬戸内海の小さな町で生まれ、一度は都会の生活をしてみたいと都会に憧れて家を出た。Uターン、Jターンという流行の言葉を横目で気にしながら、田舎に帰るつもりで就職した会社は、全国展開を始めたばかり。 人事担当者から「4・5年もすれば、こちらに帰…

THE MESSIAH WILL COMES AGAIN

1972年にデビュー・アルバムを発表して、当時のギタリスト(エリック・クラプトン、ロビー・ロバートソン:ザ・バンドのギタリスト、ジェフ・ベックなど)に注目されたギタリストが、ロイ・ブキャナンさんが、今日の紹介アーティストです。 YOU TU…

131 僕たちの溜まり場

今日の夕散歩は、ここの家のパパと行って来た。 いつもの長細い公園の前まで行ったんだけれど、なんだか僕は公園の中に入るのを拒んじゃった。 だけど、ここの家のパパが、僕の首のリードを引っ張るから、行きたくなかったんだけれど、仕方がないからついて…

台風接近?

昨日、近所の自転車屋さんに自転車のパンク修理を依頼したところ、 「こりゃあひどい、パンクもしてますけどチューブの磨耗がひどいですね。 空気がない状態で相当乗られたんじゃないですか、こんなに擦れてカスが溜まってます。一応、パンクの手当てはしま…

4 情念(Certified Live)

私の場合、好きな音楽というよりも、好きなアーティストになる特性があります。 感性が合えば徹底的にそのアーティストの作品を渉猟する旅にでてしまう。 これは、音楽だけじゃなくて読書も同じです。 だが、これは私だけの特性ではなく、多くの人が同じ特性…

130 ちょっと一休み

いつもの夕方の音楽が今日も放送されてきた。 僕は、ここの家のパパが座っている椅子の足下から、何度も見上げているんだけれど、なかなか気づいてくれないんだよなぁ。 やっと気づいたみたいだ。 目があっちゃった。 「しょうがないなぁ、じゃあ行こうか。…

A LONG VACATION

私の好きな音楽というかアルバムシリーズ第3弾は、昨日の『はっぴいえんど』解散後の、大瀧詠一さんが1981年に発表した『A LONG VACATION』です。 当時100万枚の大ヒットとなったアルバムです。 1曲目『君は総天然色』は、CMに使わ…

130 蝉

朝散歩は、ここの家の次女といって来た。 それから、午後はずっと瞑想中。 夕散歩は、ここの家のパパと行って来たところだよ。 交差点で信号待ちをしていたら、目の前でなにやら光る物体が裏返しになって足をばたばたさせている。 「蝉だよ。 きっと、飛び疲…

はっぴいえんど

1960年最後の年に、小坂忠(ボーカル)、柳田博義(現・柳田ヒロ)、菊池英二(ギター)の3人が、本格的なバンドを結成するため、柳田の兄のバンドのベーシスト細野晴臣、細野の別バンドのドラマー松本零(現・松本隆)を勧誘し、『APRYL FOOL』…

愚かな男のひとり言

昨日の夜半から振り出した雨は、午前中で上がってはいるが、空は雲で覆われている。 TVでは、台風が近づいていることをアナウンスしている。 本日の室温は29℃、湿度は72%とすこし若干ムシムシトする。 このブログを書き始めて、既に4ヶ月が過ぎた。 …

129 昨日の花火大会

昨日の花火大会は、ここの家のママと行ってきた。 ここの家のパパは、家の中にいたみたい。 やっぱり、思ってた通りのすごい人だった。 途中までは歩いて行ったんだけど、町中に入ると僕は人の多さに歩くことを辞退して、後はここの家のママの腕の中で花火を…

今週のお題「生まれ変わったら○○になりたい!」

これを思考実験の課題として考える。 「情報」に生まれ変わったら。 「時間」に生まれ変わったら。 「遺伝子」に生まれ変わったら。 「時空間」に生まれ変わったら。 思考は、無限に広がっていく。 「人間」に生まれ変わったら。 思考は制限されてくる。 だ…

128 花火大会

いつもは空いている夕方の駅行きバスなんだけれど、今日は混み合ってる。 なぜかって、今日は年に1回のこの町の花火大会があるから。 駅の近くの川原で、花火が打ち上げられるんだ。 今日の川原の土手は、すごい人でいっぱいだよ。 朝から、シートを敷いて…

アトランティック・クロッシング

私の好きなアルバムの紹介をしてみたいと思います。 1975年発売のロッド・スチュワートの『アトランティック・クロッシング』です。 発売当時は、A面がロックンロールナンバー、B面がバラードナンバーになってます。 特に私が好きなのは、B面のバラー…

127 立ち竦む

昨日紹介した、この町の夕方の放送 ♪歌の町 の音楽が流れてきたので、夕散歩に行くことになった。しかし、今日の夕散歩は、僕は立ち竦むことばかりでちょっとうんざりした。 最初の立ち竦みは、マンション横の小さな公園のベンチに座ったおじいさんと2匹の…

帰郷 1

無人駅のプラットフォームに一人の男が降り立ち、乗ってきた電車が遠ざかるのを見送っている。 いま、プラットフォームに立っているのは、その男を含めてて3人だけである。 男は、プラットフォームから改札に続く線路下のトンネルを潜り抜け、駅舎を出た。 …

126 誰そ彼

夕方になると、マイク放送が流れてくるんだ。 「歌の町」ってメロディーが。 良い子が帰る時間を知らせるんだ。 ♪ よい子がすんでるよい町は 楽しい楽しい歌の町 だから、僕は、ここの家のパパに、 「もうそろそろ涼しくなったから夕散歩行こうよ。」って、…

土地の記憶 

今日も抜けるような青い空です。 カンカンと照りつける太陽の下、出かけてきました。 途中にある中央公園では、桜の木から蝉の鳴く声が聞こえます。 その蝉のなく声の下で、大勢の小さな子どもたちが遊んでます。 プールからは、子どもたちの騒がしい喚声が…

125 夕陽に向かって

夕方涼しくなってから、夕散歩に行ってきた。 家の前の道をまっすぐ行くと、途中で交差点を渡るけど、鎮守の森に着く。 8月になってからは、蝉が鳴いている。しばらく歩いていると、前方の路上に何かがいる。 その物体の前に若い女性が、日傘をさしてその物…

地下鉄の冷房車

いやぁ、今日も暑いですねぇ。現在の室内気温が、33.5℃、湿度が62%です。 空を見ようと網戸の取っ手を持ったら、火傷しそうでした。 真っ青の空が見えます。「暑い。暑い。」 で、ふと思い出したんです。私にとっての、「冷房」との遭遇はいつだろう…

名もない老人の死

午後からのセミナー参加のため家を出た。 見上げた空には雲がなく、真っ青です。 容赦なく太陽は、照りつけてくる。 いやぁ、暑い。 首のタオルには、汗が溜まる。 セミナー会場は、駅を越えた先です。 いつもなら、人の多い駅を避けて、別の迂回路を行くん…

夏の思い出

夏といえば、朝起きると裏庭の垣に絡んでいた朝顔の花が咲いていた。 裏山の桜の木には、うるさいほどの蝉が鳴いていた。 おばあちゃんは、家の前にアルミの盥に水を張っていた。 午後には、その盥で水遊び、夕方には家の中で行水していた。 狭い空き地では…

124 抱きあげては?

8月夏の朝の太陽は、もうカンカンと照ってます。 でも、今日も風が結構吹いているので、割と歩き易いよ。 白っぽいアスファルト道の黒くなった所のにおい探し、コンクリートの電信 柱のにおい探し。鎮守の森では、蝉が鳴いてた。 「ミーン、ミーン」と。 森…

123 モーツァルトを聴きながら

夕散歩は、ここの家のパパと、今日はすこぶるノーマルな散歩だった。 太陽は少し西に傾いていた。 風があったから、散歩するには丁度いい天気だったよ。 仲間に出会うことはなかった。 路上で一休みしている家族が一組。 小さな女の子が、ベビーカーに乗った…

アスファルト道

夏の太陽は、ギラギラと熱を放ち、地上の世界を白日のもとに晒す。 アスファルトで舗装された道路は、その熱を保ちきれずそのまま放出する。 とても、人が歩ける道路じゃない。 一人の旅人が、そんな道路を歩いている。 旅人の目には、ユラユラと陽炎が立ち…

122 ちょっと隣の町まで

今日の夕散歩、あれは散歩じゃないよ。確かに家を出てすぐに、ここの家のパパが、僕に 「行けるか?」って聞くから、「えっ、どういうこと?」 と一瞬、僕は立ち止まってここの家のパパを見上げちゃった。 そうしたら、いつものコースを大幅に外れて、国道に…