愚かな男のひとり言 2

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瀬戸内海の小さな町で生まれ、一度は都会の生活をしてみたいと都会に憧れて家を出た。Uターン、Jターンという流行の言葉を横目で気にしながら、田舎に帰るつもりで就職した会社は、全国展開を始めたばかり。
人事担当者から「4・5年もすれば、こちらに帰って来れますよ。」という言葉に甘言とは露知らずに乗っかった。
騙されるほうが悪いと言われれば、反論の余地はない。
4・5年経ったら田舎に帰れるという希望どころじゃない、後を追うように本社も東京に来てしまった。
あれからもう35年が経つ。
確かに、今より若いときは、物質的には何でも揃っている都会の便利さがありがたかった。しかし、この年齢になると以前に比べて物質的な欲求はかなり減少して、どうしても所有したいという気持ちが沸きあがってこない。
衣・食・住が、とりあえず今日満たせれば、それ以上何の不満があるというのだという気持ちだ。(う〜ん、誰に放った言葉なんだ。)
本当にたまに、都内に繰り出すと狭い歩道に一列に行列を作って人が並んでいる、この行列の先にはなにがあるのかと列を追い越して行くと、某つけ麺店さん。
確かに、まずいものよりおいしいものを食べたいという気持ちはあるが、列に並んでまでの執着心はない。(もともと、なかったか。)
着る物もしかり、とりあえず醜い身体を隠せればいいという気持ちしかない。
かつて、祖母が言っていた「上を見ればキリがない。下見て暮らせ。」という言葉が、最近しっくりするようになってきた。
だが、現在の一番の頭痛の種は、「無収入」ということだ。
とりあえず今は、雇用保険が出ているから、一応収入がある。(以前の収入に比べたら半額だが)。その中から、この国に住んでいるショバ代のような住民税を払わなければならない。他の税金は、今のところ請求がないので、なんとかなっている。
しかし、一番の悩みの種は、「住宅ローン」だ。
無茶かつ早急な決断だったかと、またまた非周期的に発生するもやもやが頭を掠める。
自業自得という笑い声が聞こえる、幻聴であってほしい。
ブログを書いている暇があれば、就職を見つけに行けと・・・。
あなたは、天使なのか悪魔なのか?



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