花嫁の父。

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若い時から、つい飲酒が自分の許容量を超えると、眠くなるという習性がある。
最近は、それだけでなく、手足に痙攣が起きるということが、つけ加わった。

それに、飛蚊症のような現象も起きる。
本日は、南青山の教会で、娘の結婚式があるので、それに参加した。

一年前ぐらいだろうか、娘が入籍したというので、先方の両親と顔合わせをするということになって、大手町の高級レストランで、食事会を行った。
その時も、控えめに飲んだつもりなのだが、会が終わるころ、突然左足がつるという現象が起きた。

その後、皇居の周りを相方と娘夫婦と散歩したら、治った。
きっと、冷房が効きすぎて、それの影響だと思うのだが。

そのあと、10月頃に相方の親族の娘さんが、東京タワーの近くの式場で結婚するというので、家族全員で参加した。
あの時も、飲みすぎたのか、飛蚊症のように、点滅する光を感じた。
式の後、他の家族は、東京タワーの中で催し物があるということで、私以外タワーの中に入って行った。
私は、只管風にあたりながら、体内からアルコールが抜けるのを待った。
思い出してみると、家族で東京タワーに来たことが一度もなかった。
私自身は、通勤の途中で降りて、それから「東京散歩」をしていたから、表参道駅で降りて青山墓地を抜け、東京ミッドタウンを横目に見て、東京タワーまで行き、それから虎ノ門を抜け、霞が関、皇居の周りを大手町駅で、地下鉄に乗るというルートを使ったことがある。
東京タワーに行く途中の六本木あたりの坂の下に墓地を見つけ、こんなところに墓地があるのかと、違和感を覚えた記憶がある。

そして、今日は、新婦の父という大役。
式の前に打ち合わせを行った。
ヴァージンロードを歩く練習を係員と行った(一歩進んでは立ち止まり、それから逆の足を一歩踏み出しては立ち止まるという歩き方は、普段途中から戸惑った)

式の前に、ウェディングドレスを身につけた娘との顔合わせを行ったが、その姿を見た時、なぜか目頭が思わず熱くなった。
娘の結婚式で泣くことはないという自信のようなものがあったのだが、なんなんだろうこの感情は、しかし式を滞りなく終えるために、相方と娘とで、練習を行った。

いざ本番。
頭の中が、真っ白ではないが、普段と違う歩き方に戸惑い、一歩踏み出して立ち止まる時、あれっさっきどっちの足出したのかが、わからなくなるということになってしまった。

その後は、特に失態を犯すことはなかった。

しかし、披露宴で久しぶりの飲酒ということで、また途中からアルコールが回り始めていた。
披露宴の最終で、新郎新婦の花束贈呈の時、体調が悪いなぁと思いながら、立っていた。
その時には、意識があると思っていたのだが、夜家に帰って、家族が映したビデオを見ていると、なんと新婦の両親への手紙を読み上げる時とか、新郎の父親の最後の言葉の時に、欠伸をしているではないか、途中で立ちながら寝ていたようで、それを会い方から注意を受けているではないか。

自分の意識と客観的事実としてのビデオ映像が暴いた自分の態度が違っていることに気づかされた。

いままでも、こんなことが起きていたのではではないだろうかと思うと、なんて情けない奴だと自己嫌悪になりました。