[随感日記]妹との会話

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情けないことに田舎から帰る朝、シャワーを浴びた。
その時に、椅子に座ろうとした時、右腰の辺りに痛みを感じた。
立ち上がろうとすると、少し痛みが増してきた。
母が使っていた湿布があることを思い出し、手探りで湿布を貼った。
それから、体を動かそうとする度に、痛みが増すのです。
ソファーに座ったままだと痛みはないのですが、立ち上がろうとすると痛い。
休みだということで、10時頃、妹がやって来た。
父を連れて、市内に通院の介助と再度市役所に父の印鑑証明書を取り行き、そのついでに父の姉のところに行って、香典返しの相談をして、昼食用の寿司を買ってきた。
父が、やや真面目に、
「これが家族三人が、一緒に取る最後の食事になるかもしれん。
一周忌まで持つやら。」と元気のない声で言うと、妹が、
「まぁ、この中の誰が居なくなってもおかしくない年齢になったからねぇ。」と笑い飛ばした。
妹とも、久しく会っていなかったが、こんなに明るく笑って話すおばさんになっていたのには、驚きと同時に頼もしさを感じた。

妹が、家に帰る時間になり、
「お兄ちゃんを最寄り駅まで乗せてやってくれ。」と父の言葉に後押しされて、妹が暮らす町にある駅まで、送ってもらうことにした。
先ほどの言葉と違って、父の淋しそうな顔に、なんだか罪悪感のようなものを感じながら、妹の車に乗った。

久しぶりに妹と話したが、こうやって長時間二人で話したという記憶がほとんどない。
不謹慎に聞こえるかもしれないが、二人とも父の方が先に行き、母の方が残るだろうと思っていたのだ。
まさか、先に母が行くとは、思わなかった。

父から聞いた話と違って、妹家族も、父から理不尽な言葉を投げられたことがあり、それが元で家に立ち寄らなくなったことを初めて知った。

わが家の場合は、かない前の正月に、長時間掛けて、家族全員を乗せて、車で帰ったことがある。
その時、何が原因だったかは、忘れてしまったが、父が不機嫌になり、
「ここにおってもらわんでええけん。
さっさと、帰ってくれ。」と怒鳴られ、売り言葉に買い言葉で、
「帰る。」と言って、予定よりも早く帰ってきたことがある。
それから、田舎に帰ることが億劫になり、帰らなくなった。
その件について、母は妹に、
「たった2・3日しか居らんのに、お父ちゃんが、もう少し我慢すればええのに、それが出来んのよね。」と、漏らしていたとのことでした。

それに似たことが、妹家族にもあったとのことだ。
で、妹は、近くに住んでいても、家には帰らなかったとのことだった。
また、わが家の帰郷についても、妹家族には、知らされなかったとのことでした。