[随感日記]寒い空の下。

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仕事終えての帰り道。
真冬の空に孤立無援という雰囲気を漂わせて月がぽっかりと浮かんでます。
まるでアンデルセンの「絵のない絵本」を思わせる感じでしょうか。
空気がひんやりとして、iPadを入力する指が冷たさを感じてます。
明日から、また連勤が続くのかと思うと、気持ちは落ち込みますが、いや仕事があるだけマシと思えば、それもまた贅沢な悩みというものですね。
夜勤担当者が一人いないというだけで、こういう状態ですから、介護の世界って大変ですよ。
夜勤担当者の募集しても、全くなしのつぶてですから、それに今の夜勤担当者も、一度に6人が動き始めると、一人では対応できないから、やめたいなんて言い出す始末です。
確かに、徘徊する老人が、多いっていうのは、夜勤者泣かせです。
転倒して怪我でもされたりすると、責任問題ですからね。
聞き分けのいい人ならまだ救いがありますが、6人とも認知症があるから、何度注意しても、直ぐに忘れてしまう。
それに歩行も不安定だから、転倒しやすいんです。
それなのに、自分は大丈夫なんて思っているから、気が気じゃないです。
だからと言って、会社が夜勤担当者を増員する予定はない。
まぁ、はっきりと言って「ブラック企業」っていうやつです。
前の会社も、後半は殆ど「ブラック企業」と言われても、おかしくなかったですが。
それもあって、退職に踏み切った理由でもあります。
つくづく選択が甘いって、反省してます。
ただ、今の仕事は、
企業はブラックだとしても、仕事内容はブラックではないと、密かに自負しているのですが、甘いか。
そんな私を、月はどのように見ているのでしょう。
いや、殆ど眼中にないよって声が聞こえてきそうです。
コンビのの方がドラッグストアーより、店内の明かりは暗いんですね。
最寄駅に着きエレベーターで改札階に上がり、ポケットに手を突っ込んで定期券入れを出そうとして、エッマジかよと、自分を呪いたくなりました。
しかし、今日はどこにおき忘れたんだろう、食材の買い出しで営業車を使ったから、車の中かな。
今来た道を引き返し、車の中を見ると
ありました。

こんな寒い日は、かつて単身赴任で関西にいた時、事務所から単身赴任者用の施設まで、健康のためと一時間ぐらいのウォーキングをしていた。
その折に見たのは、寒空の下の陸橋の階段の下、橋の下、路上に布団を敷いて寝ているホームレスさんたちだ。
その情景が、思い出されてきました。
こんな寒空の下で、身体が保たないだろうなぁ、雪とか雨が降ったら、どうするんだろう。
かと言って、私には、差し伸べるだけの手がない。
いやそれよりも、「明日はわが身」って、危機感です。