［随感日記］駆り立てるもの。

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仕事が終わって家に着いた。
こんなに遅くなったのは、夜勤者の遅刻だ。
午後3時に夜勤者から、一時間ぐらい遅れるとのメールがあり、その時は、まぁ一時間ぐらいはと楽観視していたのだが、出勤予定の時刻に、再メールがあった。
「今、帰宅しました。
これから家の中のことをやり終えて直ぐに向かいます。」との内容だった。
で、出勤してきたのは、それから2時間後。
小さな子供さんがいるのだから、仕方ないです。
それから、事務作業を終えて、事務所を出たのが21時40分。
こんな時間だと行きつけの地元のスーパーは終わっているから、24時間空いているスーパーで夕食を買って帰ろう。
地元の駅に着くと、駅前のロータリーに救急車とパトカーが止まっていた。
出勤する時は、駅前のコンビニの前に、救急車とパトカーが止まっていて、路上に座り込んだ人を救護しようとしていた。
まさか、あの時の状態が続いているとは、思えないので、また何か緊急事態が起きたのだろう。
事故といえば、施設内で転倒事故があった。
一人で立ち歩くのが非常に危ない方なので、一人で立ち上がろうとする時は、直ぐそばに行って、注意をするのだけれど、一向にこちらの注意を聞かずに、立ち上がってしまうのです。
でも、独り立ちができないから、バランスを崩すと直ぐに転倒してしまう。
他の利用者さんも、それを知っているから、その方が椅子から立とうとすると、奇声をあげて教えてくれるのが日常になっているのです。
毎日のように尻餅をついて打撲しているのに、全く懲りずに、立ち上がって動こうとされる。
転倒して身体中に痣を作ってまでして、それでも立ち上がろうとする意思は、なんだろうって思ってしまいます。
人の助けを借りるのが、よっぽど嫌なのかと思うと、そうでもなく、一人で立ち上がれないときは、手招きして立ち上がらせろと、強要するので、
「何かご用ですか？」と聞いても、頭をひねって、答えがでてこないという状態です。
何が、この人を立たせようと駆り立てるんだろうと、いつも思ってしまいます。
「何度も転倒して危ないから、一人で立ち上がらないでください。」と忠告しても、全く効果がありません。
だからと言って、行動を制御すると、「拘束している」と言われてしまう。
なんとも難しいもんです。