[随感日記]穏やかな午後。

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始業時間開始後ですが、仕事を終えての帰り道です。
でも、夜勤明けではないのです、
と言うのは、昨日は、通常業務を無事終えて、事務所で事務作業をしていると階下で何やらひと騒動が起きている。
階下に降りてみると、普段は穏やかな利用者さんが、就寝時間が来たので、ソファーをベッドにメイキングしようとするのですが、そこにはまだTVを見ている他の利用者さんが座っています。
が、お構いなしにベッドを作ろうとするとその利用者さんが邪魔になる。
通常であれば、ソファーから離れてもらうように声掛けをすると言うことになりますが、話しかける方は、明瞭な発音ができずに、口の中でモゴモゴと声だけは荒いのです。
聞く方は、聴力はありますが、脳梗塞の後遺症と認知症が混じってますから、言われたからといってすぐに動けません。
で、申し入れた方は、邪魔されたと座っていた利用者さんをソファーから引きづりおろして、暴行を加えようとしているので、すぐに間に入って暴行を加えようとする人を取り押さえました。
今度は、止めに入った私に対して蹴る・殴りかかる・暴言を吐くという状態です。
不意打ちに顔をつかみ掛かられ、爪で引っかき傷を負い、出血させられました。
傷は、深くなかったのですが、今だに傷跡がズキズキと痛みます。
おとなしくなった思い、抑えていた腕を解放すると、突然さっきの利用者さんのもとに駆けていき、私同様に顔を鷲掴みし、同様に引っかき傷を負わされました。
今度は、近くにあったTV画面を台から落とし、画面に罅がが入り、壊れてしまいました。
もうこれ以上は、手に負えないと判断して、夜勤担当者からケアマネに報告を入れ、緊急搬送の許可を貰い、救急車を呼びました。
ところが、傷害が発生したということで、救急隊員・警察官・消防署員・県警の方まで、来所されました。
その頃には、その利用者さんも自分が暴れたことを反省されているようで、茫然自失という状態でゆかに座ったままでした。
警察の調査が終わって、警察の方から、こういう場合は、立件できないし、被害を受けた方も軽傷だし、本人も被害届出を出す意向もないとのことですから、ただ今後二度とこのようなことが起きないようにと釘を刺されました。それと、もし今回のことが原因で被害に遭われた方が急変しないかどうか見守りをして欲しいとのことでした。
こちらも、まさか救急搬送にこれだけの関係者が来所される程の大事になるとは思ってもいなかったです。

興奮した原因というのは、自分より後から入所した利用者さんは、自分の方がは先輩で「二番番頭」(自分が決めたルール)だから、施設内の指示・命令権限は自分にあり、それを邪魔するものは、実力行使で排除してもいいと認識されているようでした。
その点について、ここにいる人は皆平等でそんな階級じみたことはないと、当該利用者さんに説明するのですが、全く聞き入れてもらえませんでした。
救急搬送に際して、付き添いが必要だとのことで、ケアマネに相談を持ちかけましたが、先方では対応できないので、施設で対応して欲しいとのことで、止むを得ず私が付き添うこととなりました。
ただ、搬送先の病院で入院とならない時には、連れ帰ってもらういたいとのことで、送迎車で向かうことにしました。
最初は、救急車の後をついていけばと安易に考えていたのですが、浅はかでした。
先方は救急車。
こちらは民間車。
赤信号待ちを余儀なくされた私を取り残して、救急車はサイレンを鳴らしながら赤信号を通り抜けて走り去って行きました。
搬送先に着いた時には、もう診断が終わっていて、「入院するほどのことはない。」と美人の女医さんに
説明を受けました。
ただ、ご本人は、自己嫌悪に陥っているようで、「なんとかここに泊めてもらいたい。
ここがダメなら別の病院に入院させて欲しい。」と懇願していますが、先ほどの美人女医さんは、笑顔を絶やさずに、「それはできませんよ。」と説得されてました。
本人もやっと納得したのか、帰ることに同意されました。
帰所後は、すぐにベッドに入って休まれました。
で、本日は、私は休みなのですが、あのあと事務作業等を行って終わったのが、1時過ぎだったので、そのまま泊まることにしました。
と言うことで、冒頭に戻るわけです。
折角のいい天気なので、施設近くの図書館に行って、先日読み終わった本に紹介されていた本を探すとありました。
それと同テーマの本を借りて、近辺の商店街でサービス品のパンを購入して、朝食兼昼食を食べながら最寄駅に向かうと以前利用者さんと来た公園の前を通りかかったので、これから家に帰っても(留守番をしているチーズがいますが)取り立ててすぐにすることもないので、公園のベンチに座って、本ブログを書き始めました。
公園近くの丘の上に小学校があるので、そこから微かに子供達の声が聞こえてきます。
チャイムが鳴り始めました。
日陰にいるせいか、吹いてくる風は、少しばかり肌寒さを感じさせます
しかし、静かで穏やかな午後です。
この時間だと、今頃はみんな昼食を取っているんでしょうね。

たまたま、私の前を歩いていたご夫婦の姿が、なんとも優しい気持ちにさせていただいたので、パチリ。