情けない親父のひとりごと。

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野宿を初めてしたのは、以前の勤務先の時、仕事がなかなか終わらず、事務所を出て上野駅に着いたら、既に最終電車が出てしまった後だった。
かつて、上野駅から自宅まで歩いた時は、家に着く頃には、朝日が上りはじめていた経験があるので、始発電車が出るまで、公園近くの交番の脇の階段で眠ることにした。
周りにいたホームレスの人が近づいてきて、煙草を持っていないかと聞かれて、持ってますよと、煙草を一本あげると、お返しだと言って、帽子をくれようとしたが、生憎私には帽子を着用する趣味がないので一旦はお断りしたのかったのだが、無下に断るのも失礼かと思い頂戴したが、明け方帰る時には、その帽子を階段に起き忘れてしまった。
次が、一昨日の野宿だ。
記憶にあるのは、その2件だ。

あまり酒は強くないのだが、付き合いで酒を飲んで電車に乗り、座席に座ると眠ってしまう習性があり、何度か乗り換え駅を通り越して最終駅に着き、駅員に起こされたことがある。
そういう場合は、いつも引き返す電車がなくなっている。
とりあえず、乗り過ごし区間の電車賃を支払って、駅の外に出る。
何時ものことだが、家に帰るだけのタクシー代はない。
どの方向に向かって帰っていいのかもわからない。
そういう時は、とにかく今乗って来た電車の線路と道路の標識を頼りに歩くことに決めている。
だが、私が利用する路線は、都会から離れて行くことが多い。
駅の周りは、それなりの明かりと人家もあるが 、段々と駅から遠ざかると、人家も疎らとなり、明かりも少なくなってくる。
誰も歩いていない道をトボトボと歩く。
いつの間にか酒の酔いもなくなってくる
ただ、ひたすら歩いた。
翌日は、決まって足が痛くなり、歩くことが苦痛になりました
まるで 「夜のピクニック」感覚です。
歩いている間、何を考えていたのか、今はもう全く覚えていない。
ただ、家に帰らなければという思いでいっぱいでした。