爺捨て山。

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家族のためにと働いてきた男たちが、家族に見放されて、集まってきた場所なんだろうかと思う時がある。
利用者Oさんは、家に帰りたいと思っているが、妻は家に帰って欲しくないから、帰ってきても介護できないとの理由で、Oさんが帰宅するのを拒む。
拒む理由は、それまでのOさんの行動に原因があると、その妻は主張する。

家族のために働いてきた利用者Aさんも、家に帰りたいと思っているけれど、病弱な妻から介護できないという理由で、Aさんが家に戻ってくることを拒まれている。

男たちが、介護が必要になった時に、今まで自分勝手に生きてきたことを理由に、妻たちから見放されて行くようだ。
仲の良い夫婦もあるけれど、そんな夫婦ばかりじゃないことを改めて思い知らされる。
こう書いてきて、自分も同じ運命が待ち構えているのを、ひしひしと感じる。
どうしてこうなったのかを思い返してみると、結局会話がなかったってことになるのだろう。
いや、会話が成立しなかった。

妻から見放された男だけでなく、子供からも見放された男もいる。

姥捨山ではなく、爺捨山というべきかな。