意味による癒し

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 狐狸庵先生こと、遠藤周作さんの本、とはいっても、文学作品ではなく、狐狸庵シリーズをよく読んでいた記憶があります。

ぐうたら人間学 狐狸庵閑話 (講談社文庫)

ぐうたら人間学 狐狸庵閑話 (講談社文庫)

 その狐狸庵先生の好敵手であるドクトルまんぼうこと北杜夫さんの本はあまり読まなかった記憶があります。
 ただ、そのどくとるマンボーを読んだとき、V.E.フランクルさんの「夜と霧」について触れた記事を読み、いつか読みたいと思いながら、もう40年が過ぎてしまった。
どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)

どくとるマンボウ航海記 (新潮文庫)

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

 今回、図書館を覗いてみて、同著者の「意味による癒し」を借りて読んでみました。
意味による癒し ロゴセラピー入門

意味による癒し ロゴセラピー入門

 割と薄い本なので、簡単に読めるかなと思い手にしたのですが、いや書かれている内容は、薄さとは反対になかなか読み応えのある内容です。
 というのは、今まで読んだ心理学の本では、人間は「自己実現」を目指すと書かれていたのですが、フランクルさんの考え方では、「自己実現は、もしそれが目的そのものにされると達成されず、ただ事故超越の副次的結果としてのみ達成されるものなのです。世界は人間的自己の単なる表現のようにみなされてはなりません。ましてや世界は人間の自己実現のための単なる道具であるとか、手段であるなどと考得てはなりません。このような世界観はいずれも、世界の無価値かになってしまいます。」
 「人生の意味は、ロゴセラピーによれば、次の三つの異なった道において発見されることができます。
 (1) 行為に遂行によって
 (2) 価値の体験によって
 (3) 苦悩によって。」
 その後も説明が続きます。
 なかなか、読み応えのある本です。
 これ1冊では、理解しきれないので、関連図書を探して読んでみようと思います。
 

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