働かざる者、食うべからず。

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 今、相方から「仕事もしないのに飯を食うな。」とボソッと台所で言われたひと言で頭にきて、空腹に安ウィスキーにソーダをぶち込んで、このブログを書いてます。
 後から読んだら、「恥ずかしくて舌を噛んで死まいたい。」と、まさに庄司薫さんの小説の主人公の幼馴染の由美さんが言うような決まり文句を言いそうな気持ちでエントリーしてます。
 30年間、自分では結構まじめに勤務してきたつもりです。
 あと、5年間継続して勤務できれば、無事定年だったわけですが、思うことがあり早期退職を決めました。
 それは、家族には一切相談しませんでした。
 相談したとしても、私の気持ちは判ってもらえないと思ったからです。
 10年以上前に、単身赴任で関西地区に異動しました。
 その半年前に、前職の上司である某氏が異動してきました。
 その某氏と全国各地を「指導」という名目で訪問しました。
 北は、北海道函館から南は九州鹿児島までです。
 そして、その方と北九州に行った帰りの飛行機の中で、「お前転勤したらどこに行きたくないか」と問われ、今までの経験から関西地区には出来れば回避したいと思い、それを口に出してしまいました。
 (*関西地区に居住の方申し訳ありません。その時までの、関西人のイメージがあまりよくなかったもので)
 それから、3ヶ月後、突然の異動命令。
 どこかと思ったら、関西地区でした。
 本来は、別の人間が関西地区だったみたいですが、その方が内定の段階で断り退社してしまったので、私に白羽が立ったようです。
 しかし、それは私にとっては、思いかけず、とてもいい経験をさせてくれました。
 あの1年6ヶ月は、今まで生きてきて色々と考えさせてくれる時期でした。
 とにかく、折角来たところだからだと、休日は歩きました。
 1日3万7千歩、1歩当たり0.7メートルして計算すると1日25キロ近くを歩いた勘定になります。
 時には、吹田から住吉大社までの往復。
 京都周辺を歩き回りました。
 その当時、同じ事務所で働いている方が、私の歩き回った場所を聞いて、唖然としていました。
 今まで、生きてきたけど、そんなに歩き回っていないって、そして私は、彼女たちに言いました。
 「こんなに歴史的に情報のある場所に住んでいて、実に勿体無い」って。
 関西地区は、日本の歴史の情報の宝庫です。
 「折角、そんな場所に住んでいるのなら、色々と調べて歩き回った方がいいですよ」って。
 それは、きっと近すぎるから見えないんだと思います。
 沢山の外国人が、日本の良さを求めて来日しています、ところが肝腎の日本人がその良さを理解していないのです。
 本当に、笑えない喜劇です。



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