小春日和に誘われて

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 小春日和の手招きに誘われて、自転車に飛び乗りペダルを漕ぎだした。
 本日は、相方と次女が家に居るので、チーズのことは考えずに飛び出した。
 というか、「たまの休みだから、いつも家に居る人と違って、ゆっくりしたいわ。」という、相方の皮肉めいた言葉に、太刀打ちできない身の上ですから、外に出ようと出たというのが本当のところです。
 とはいうものの、外出しなければならない理由もあったのです。
 借りている本を返却に行かなければ行けないなぁと思ってたものですから、ついでに図書館へ返却する本を自転車の買い物籠に入れて、まず地元の図書館へ行きました。
 小春日和とは言っても、急な坂道を下るときの風は、やはり冷たさを感じます。
 途中で読むことを諦めた本を返して、館内をぶらりと巡回していると、本が呼ぶのでしょうか、つい手が伸びてしまい、借り出してしまいました。
 次の目的地を目指して、自転車のペダルを漕ぎ出しました。
 そろそろ、革靴の新しいやつを買わないといけないなと思いながら、駅近くのお店で探したのですが、個的扶助を受けている身ですから、それほど値札の張る靴は買えません。
 それで、県道沿いに靴の安売り店があったことを思い出し、そちらの方面へ向うことにしました。
 途中で、新しく出来た大型のディスカウントショップを発見。
 流石に郊外のディスカウントショップですから、自動車で来店する方が多いようです。
 店内に入ると、そこそこの人が入ってました、1階は酒類とつまみ類が取り揃えられてました。
 昼間からアルコールを嗜むのは、やはりちょっと気が引けるなと、ノンアルコール飲料を探すと、なんと85円。製造元を見ると、やはり韓国製でした。
 国内産が128円ですから、通常のお店よりかはいくらか安いのかな。
 どうせ体の中に入れば同じことだからと、(はっきりいって食べ物等を味わうという感覚が薄いもので)安い方を購入し、店外で即試飲する。ほとんど、国内産のノンアルコール飲料と変わらない味という感想です。
 というか、先ほども書きましたが、味覚に関する感度が著しく低いのです。
 ところが、アルコールに対する感度は、通常人よりいいみたいで、ほんの少しアルコールが体内に入るとすぐに反応してしまうのです。以前も、ランチビールを上司にご馳走になったのですが、すぐに顔に現れ真っ赤になってしまい、洗面所で冷たい水で顔のほとぼりをさまそうと、何度も何度も顔を拭いたのですが、一向に収まらず、午後からの業務に支障を来たしたことがありました。
 ノンアルコール飲料とはいえ、若干アルコールが入っているみたいで、自転車を漕ぎ始めたら、お腹に熱いものを感じ、顔が火照るのがわかります。
 それと、小春日和の太陽と自転車を漕ぐ体内のエネルギー代謝の影響も多少あるのかも。
 目的地の靴屋さんなんですが、確かこのあたりにあったはずと結構探したのですが、なくなってました。
 しょうがないなと、ため息を落とし、家に帰ることとしました。
 途中、小腹が空いたので、スーパーマーケットに入り、何かないかと物色して「大判ドラ焼き」1個購入して、店を出てすぐにパクつきました。
 来る途中では、気づかなかったのですが、お寺がありましたので、つい寄り道。
 賽銭をいれ、「無病息災、家内安全、国際平和、再就職できますように」と祈りました。
 そして、傍にあった立て看板を読むと、なんと不思議なことが書いてありました。
 というのは、
 
 まずここの飯綱不動尊は異形で、顔は天狗、二つの翼と火炎を背負い、右手には剣、左手に縄を持ち、足下に白狐を踏む姿をしていた。
 文政(1818〜1829年)ごろ、恒例の御開帳をしようとして見たら、このご本尊が無くなっていた。
 仕方なく代りを作って代用したものの、その後30年以上も修験者奉賢が留守居となって円寺に住し、茂左衛門という村人達と共に加持祈祷を行ない、盛んにご帰還を祈った。
 すると、文久元年(1861年)の夜、お告げがあったので、一同が集まり本堂に篭って祈ると、翌夜半過ぎ、大震動と戸外で大音響があり、庭の榎の梢の上に不動尊がかかっていた。

 ということです。
 暗くてお堂の中がよく見えないので、肝腎の「飯綱不動尊」を見ることが出来ませんでした。
 右手側の江戸川沿いの堤防を見ると、西の空に傾いている太陽の光を受けて、堤防の上を歩いている人の姿が見えました。


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