ロングセラー商品

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 一昨日地元の図書館に行ったときに、館内を巡回していて見つけた本「ヒットを続けるのには理由がある ロングセラー商品の舞台裏 ー国民的商品から学ぶ企画、開発、営業・商品のすべてー」です。
 目次は
 「第1章 食品    飲料、菓子、ラーメン、おかず、調味料
  第2章 家庭用品  キッチン小物、薬、文具、照明、入浴剤、衛生用品
  第3章 趣味用品  乗り物、玩具、ウエア」
 それぞれの商品が誕生した裏側を読むだけでも、相当の情報を得ることが出来ます。
 
 「やめられない、とまらない」のフレーズのCMって、知ってますか?
 このメーカーは、地元広島だったことをこの本で知りました。
 昭和24年の広島に松尾糧食工業を立ち上げ、その頃はキャラメルや飴菓子の製造販売を行なっていたんだそうです。
 一時期は急激な拡張で経営難に陥いり、昭和29年に事業を再開。
 昭和30年、健康に欠かせない「カルシウムとビタミンB1」を合体させて「カルビー製菓」と社名を変えたのだそうです。
 創業者の松尾社長は、まだ不十分だった日本の食糧事情に貢献しようと、腹持ちのいい小麦を使ったあられを主力商品に選んだとのことです。当時は、配給制で米や麦の確保は困難ですが、小麦粉は申請によって進駐軍から払い下げてもらえたんだそうです。
 現在、某国営放送の朝ドラ「てっぱん」に登場する「お好み焼き」も、そういう経緯で、できたのかもしれません。
 小麦あられは、当初一斗缶の中に入れての量り売りで、それだと米菓より吸湿性がたかいので湿気てしまい売れ行きは芳しくなかったようで、袋入りしたところ人気を博し、「かっぱあられ」としてシリーズ化され、さまざまな味付け商品が出され、昭和39年に「かっぱえびせん」が登場。
 昭和44年「やめられない、とまらない」のフレーズを使ったテレビコマーシャルで広島のローカルな菓子メーカーから全国区になったとのことです。
  
 「かっぱえびせん」を含めて選ばれた18商品は、国民的商品と呼ばれてもおかしくないものばかりです。
 

ロングセラー商品の舞台裏―ヒットを続けるのには理由がある

ロングセラー商品の舞台裏―ヒットを続けるのには理由がある

 


  販売年と商品名を参考に書いておきます。
 1857年 榮太郎飴(安政四年)
 1871年 龍角散
 1884年 三ツ矢サイダー
 1890年 金鳥かとり線香
 1899年 ミルクキャラメル
 1902年 正露丸(当初は征露丸
 1905年 ブルドックソース(当初は二幸ソース)、仁丹
 1925年 キューピーマヨネーズ
 1930年 バスクリン
 1935年 ヤクルト
 1946年 ホッチキス
 1948年 ホッピー
 1950年 江戸むらさき 
 1952年 お茶づけ海苔
 1953年 マジックインキ
 1954年 Zライト(山田照明
 1957年 グリーンガム、ポッカレモン(当初はニッカレモン)、スカイライン
 1958年 スケッチブック(マルマン)、スーパーカブ、野球盤
 1959年 カッターナイフ(オルファ)
 1960年 のりたま、クレラップ、キクロン
 1962年 リポビタンD、マルシンハンバーグ
 1964年 ワンカップ大関かっぱえびせん
 1965年 アーム筆入、アイスノン、ビッグジョン
 1967年 リカちゃん
 1971年 カップヌードルキャラメルコーン
 1973年 ごきぶりホイホイ


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