秋風
なんだか急に寒くなってきました。
いつもなら長袖一枚で外出するのですが、さすがに今日は寒いだろうと上着を着て、自転車に乗ってぶらりと散策に出てみました。
ペダルをひと漕ぎひと漕ぎするごとに、手と顔に当たる風の冷たさを感じます。
県境の川を渡るとき、立ち止まって橋の下を覗いて見ると、河川敷の広場では、2人の男性が「草刈」をされてました。
たどり着いたのは、隣町のいつもの水元公園です。
坂道を下って、ブラリと園内に入ってみました。
広場では、ゲートボールを打ち興じているご年配の方々の姿が見えます。
その近くで、母子がサッカーボールで遊んでます。
自転車の荷台にチャイルドシートを装着させた二人の若いママが、仲良く話しながら2列横隊で園内を通り抜けていきます。
愛犬2匹を連れて、散歩をされている方もいます。
しかし、ぐるりと園内全体を見回しした感じでは、今まででは一番閑散としています。
魚釣りをしている人の姿もここからは見えないです。
水辺のベンチに腰掛けている人も、それほどいないです。
水面近くを平行して飛んでいる白い鳥が1羽、水際の仲間のところへ近づいていきます。
遥か遠くの水面には、水鳥たちの群れが屯しています。
やっぱり、曇り空で少し寒い季節になったので、出かけてくる人が減ったのでしょう。
ベンチに腰掛けて座っていると、水辺から吹いてくる風のせいか寒さを感じます。
帰り道は、別の道から帰ることにしました。
県境の橋の上から下を覗いて見ると、河川敷の打ちっ放しのゴルフ場、今日も空きボックスがない状態です。
みんな打席シートの中で、一心不乱にゴルフボールを叩いています。
川下と川上の「草刈」の違いに、なんとなく違和感を感じながら、それを見ている自分にも違和感を感じています。 河川敷を越えて川面の上に通りかかった時、吹き抜ける風の冷たさが、いやに身に沁みます。
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