[随感日記]つながり

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 図書館の新刊コーナーに展示されていた紹介文に興味をそそられ、予約待ちしていた本が、手元に届き、やっとよみおえたところです。かなり面白い内容でした。
 ニコラス・A・クリスタキス、ジェイムス・H・ファウラー著『つながり − 社会的ネットワークの驚くべき力』(講談社)です。一人の人間を起点にして、人のつながりがどんどんひろがっていき、社会的ネットワークができます。
 そうすると、その社会的ネットワークのなかで、情報だけではなく感情、愛情、善意と言ういい面もありますが、いい面もあれば悪い面である性感染症、流行病、肥満も伝染していくのです。
 その仕組みを説き明かしてくれます。
 とくに、現在はインターネットが、日常生活の中に取り込まれてきていますから、従来とは違う社会的ネットワークが作られてきています。
 そうやって考えると、ネット社会はこれから重要な役割を持つものになると考えます。
 だから、みんなで協力して、ネット社会が汚染されないように監視していく必要があるのだと痛感しました。
 ネット社会は公共財だと言う認識が必要なんだと思います。
 そのためには、ネットの中にある情報を選択する能力をつける必要があります。
 そうしないと、情報操作している人たちの罠にはまってしまうことになります。
 その辺のことも同書で説明があります。
 人間の役割として、利他主義者、フリーライダー(利己主義者)、処罰者とあります。
 どうしても、人間が行うことですから、完璧と言うものはないということです。
 最初にも書きましたが、面白くためになる本でした。一読してみてはいかがでしょう。




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