１４１ どっちに似てるんだろう？

ある人のブログで、飼主と飼い犬が似てくるというものがあった。
僕の場合、今年の３月までは、ここの家のママが僕の散歩の同行者だった。
３月以降は、ここの家のパパが僕の散歩の同行者だ。
世間では、「似たもの夫婦」と言うけれど、どう考えてもここの家の夫婦は似ていない。
その場合、僕はどっちに似るんだろうと、昨日の昼から、つい考え込んでいるんだ。
というよりも、いつも温度が３０度以上の部屋に閉じ込められているので、考え込んでいるように見えるみたいだ。
ああ、暑い。
たまに、ここの家のパパが、僕の暑いそうな毛皮を見て同情してくれるのはいいんだけれど、前日のお風呂の残り水が溜まったバスタブに入れてくれる。
だけど、僕は閉所恐怖症なのか、すぐにバスタブから出たくなる。
だから、僕はバスタブの縁に前足をかけて、よじ登りたくなるんだ。
そんな僕を見て、ここの家のパパは、
「水嫌いなのか？
散歩のときは、水の跡ばかり、匂い探ししてるのに。」と訳のわからないことを言う。
そうそう、どっちに似るっかってことだった。
う〜ん。

自分に興味のあるおもしろそうな物には、すぐ首を突っ込む。
匂い探しに夢中で、わき見ばかりして歩く。
蛇行して歩くのが好き。
あまり、犬が好きじゃなくて、人間とくに女性（これは、パパというよりもママがよく立ち話するからじゃないかと思う）が好き。

どっちに似てるんだろう、僕は？

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