チーズの目 87

今朝は、ここの家のママと朝散歩だった。
そこであった僕の仲間の同伴者のおばさんから、ここの家のままに貴重なサジェスチョンを貰ってた。
僕が涙目になっていたんで、それを心配して
「ホウ酸を使うといいんですよ。」って。
家に帰ったら、ここの家のままに体中を洗われて全身ビッショリ状態。
午前中は、ここの家のパパが外出。
昨夜、ここの家のママが、ここの家のパパに
「どうせずっと家にいるんでしょ。
 少しは家の中のことをやっといてよ。
 庭の草むしりとかエアコンの手入れとか網戸の掃除とか。」の仕事の注文があった。
それで、ここの家のパパは、庭の紫陽花の葉っぱが、放置状態だったから、いろいろな角度から見て、剪定をしていたんだ。
そしたら、ここの家のママが、
「今から咲くのに、なんで枝切っちゃうかな。
 もう。
 草むしりをやってと言ったのに。
 何も頼めないわねぇ。」と、ここの家のパパに聞こえるか聞こえないか、すごく微妙な音声で言っていた。
きっと、この家のパパにも聞こえたはずなんだ。
それから、ここの家のママが出掛けた。
出かける前に、
「次女は外で食べるって言ってたし、私も帰りが遅いから。
適当に食べておいて。」と、ここの家のパパに言い残して出て行っちゃった。

夕散歩は、ここの家のパパと行って来た。
今日の空は、一面の雲に覆われているし、風もかなり強く吹いていた。
今日の出会いは、茶色のダックスフンド君と同伴のおじさん。
僕とダックスフンド君は、まず鼻と鼻とでにおい嗅ぎ。
それから、僕はダックスフンド君のおなかの下に鼻を突っ込んで、におい嗅ぎ。
ちょっと僕が積極的ににおい嗅ぎをするもんだから、同伴のおじさんに、
「もういいだろう。」と、ちょっと呆れ気味というか怒りを含んだような声で言われた。
ここの家のパパは、その言葉に恐縮したようで、すぐに僕のリードを引っ張って、ダックスフンド君から引き離したんだ。
僕は、もっと遊びたかったんだけれど、自由のない身だから、ご主人様に従うしかない。

住宅街の中を歩いている時、僕の足が止まっちゃった。
ここの家のパパがよく聞く曲なんだけれど、歌声が違うんだ。
それで、僕はここの家のパパを見上げたんだ。
ここの家のパパも気づいたみたいで、
ジョン・レノンの『イマジン』だけど、全然聞いたことのない声だなぁ。
 もしかして、ここのうちの人が歌ってるのかな、なんかクラシック風の歌い方で聴く『イマジン』も、結構いいねぁ。」と感心していた。
でも、そこにずっと立ってるわけにも行かないから、僕たちはその場を離れて、家に帰ることにしたんだ。
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