チーズの目 83

昨日の夕散歩は、ここの家のパパといつものコースをぐるりと回ってきた。
ここの家のママと次女は、昼過ぎから出かけて未だに帰ってこないから。
昨日のエピソードは、いつもの長細い公園を抜けて小さな自動車道から幹線道路の曲がり角のこと。
角を曲ると、そこに見知らぬ仲間の顔がちょうど僕の目の高さのところにあったんだ。
それで、僕たちは鼻と鼻との挨拶ということになったんだけど。
仲間の同伴のおばさんが、
「あっ、おしっこ洩らしている。」って言うんだ。
ここの家のパパは、「ウウン」っていう顔をして、僕たちの足下を見て、僕の足下が少し濡れているのを発見。
ここの家のパパは、「エッそんなことはないだろう。」ていう顔をして僕を見るんだ。
僕は、何とかその場を取り繕い、そのままそ知らぬ顔で別れた。
別れたあと、僕は少し呆然として立ちすくんでしまった。
マーキングじゃないよな。
やっぱり、あれは僕がビビって洩らしちゃった、失禁?
それは、考えたくない。
でも、あのおばさんが、あんなことを言わなければ、ここの家のパパも全然気づかなかったのに・・・。
それから、「そんな、たいしたことない。」ってポジティブな気持ちを取り戻して散歩再開。
ちょうど、前からちょっと胸元が大きく開きそこからはみ出しそうな胸をしたお姉さんが、自転車を漕いでやってきた。
ここの家のパパは、目をウロウロさせながら、
「なんだ、あんなに見せびらかすように露出させて・・・。」
怒ってるのか内心喜んでるのか、外からはよくわからない表情をして去っていく自転車の後を目で追っていた。
家近くになって、ここの家のパパの携帯電話がバイブしている。
メール文書を読みながら、
「チーズ、今日父親の日だよな。
ママと○○は、夕飯食べてくるってサ。
夕飯何にするかな?」と、ここの家のパパはぼやいている。
でも、二人が帰って来て、
「今日、父の日でしょう。これプレゼント」と言われて、プレゼント貰ってたここの家のパパの顔は、なんとも複雑な顔をしていた。
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