今週のお題「母親/母の日」 チーズの目 番外編5

 本編でも既に書いたことなんだけれど、僕は生まれてすぐにここの家に貰われてきた。
 だから、僕には、母親の記憶は、はっきり言ってない。
 僕の仲間で、親と一緒に暮らしているってのは、最近は少ないんじゃないかな?

 そういうわけで、僕のことは置いておいて、ここの家の家族について、書いてみる。
 まず、ここの家のパパの両親は、かなり遠隔地だけれど健在。
 そして、ここの家のママの両親は、二人とも既に他界。
 母親は、ここの家のママが、成人前に病気で亡くなったて聞いている。
 その他の家族は、ここの家のママが母親ってことになる。

 母親について、いつものここの家のパパの受け売りなるけれど、書いてみる。
 やっぱり母親の子どもに対するもろもろの影響力は、父親に比べて凄いって!
 丁度、図書館から借りてきた高史明さんの「いのちは自分のものではない」(求龍堂)を読んだ内容が、今回のお題に重なったみたいなんだ。
 この本は、文字数が少ないんで早く読めるんだけれど、内容はかなり考えさせられるみたい。宗教色が強いんだって。
 それで、この本の第1章が「誕生」に関することを書いてあるんだって。
 それをを読むと、母親と子どもとの間に父親が入り込む余地が全くないって。
 父親の無力さを痛感するって。
 つい先日も、テレビで辻井伸行さんの母親が出演する番組を見てたけれど、やっぱり母親の偉大さっていうのは凄いって。
 感謝っていう気持ちを通り越して、崇高かつ唯一安らげるところじゃないのかなって。
 だって、僕自身も記憶はまったくないけれど、母親の羊水の中に相当な期間過ごしていたし、母親はその間凄く大変だったと思うんだ。
 それだけでも、やっぱり凄いことだって。