冬空の満月
月の大きさは同じなのに、見る角度によって、大きさが異なるように見えるのが、不思議だ。
夕方に見た月は、大きくて、今見上げる月は、あの時よりも、小さく見える。
錯覚だということは、わかっているけれど、自分の感覚では、やはり夕方に見た満月より、今の満月の方が、小さく見える。
私の小さな庭から見える満月は、雲一つない寒空に、他の星とは比べようもない大きさで、太陽の光を反射させている。
地球の陰が全く重ならない月の実像が、見えている。
暗い空の中で、白い光を放っている。
昨日の月は、雲に邪魔されていたけれど、今日は、雲に邪魔されることなく、冬空の中にその姿を煌々と現している。