祭礼前日

■朝
　何日ぶりだろう、眩しくて白い朝の太陽の光を全身に浴びるのは。
　黄色い太陽の光だと、また違った意味になるんだろうけれど。（苦笑）
　見上げると、空は真っ青で、雲は全く見つけ出せません。
　都内方面に目を転じると、遠くに見えるビルの先端の上から、来年完成予定の「スカイ・ツリー」が姿を現しているのが、見えます。
　昨日は、霧雨が降って、空気を冷たく感じた。
　今日は、太陽が出ているせいか、あまり寒さは感じませんでした。
　小学生たちの通学風景も色々あるもんだ。
　５〜６人で仲良く固まって楽しそうに話しながら歩いていく子供たち、独り俯き加減に黙って歩いていく子供たち、２人組みの女の子の後ろにくっついて歩いている男の子、小走りに走り小さな女の子といろんな光景を見せてくれる。
　実に、ほほえましい限りです。

■昼
　野暮用があったので、電車に乗って、隣の町の柏まで出かけました。
　この町は、今から３０年近く昔に、３年間仕事をした経験がある。
　その時のおもな仕事は、外回りの営業だった。
　朝一番に営業車に乗って、事務所の駐車場を出て、外が暗くなって事務所に帰ってくるという日課だった。
　だから、この町の地理については、わかっているつもりだった。
　だけど、久しぶりに駅の改札口を抜け、駅前のメインストリートを抜けて、本日用事のある事務所を目指したのですが、見慣れた駅前を少し離れると、そこから先は、全くの未踏破ゾーンでした。
　
■夕方
　チーズとの夕散歩の時、近くにある神社の境内から放つオレンジ色の光に、まるで誘蛾灯に集まる虫のように誘われて、境内に入ってきました。
　境内に吊るされた灯明の両脇には、「夫婦円満」「交通安全」「学業成就」が書かれて、それは読めるのだが、肝心のメインの面に書かれた文字は、達筆すぎて読めませんでした。
　でも、誰もいない境内は、何ともいえない懐かしさを覚えました。

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