[随感日記]もう居ないのか。

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夜勤を終え、途中駅前のスーパーで消費期限が本日のため、値下げされた菓子パン類を購入する。
最近売れ残りが少ないようで、以前のように種類が多くない。

このコーナーに訪れるのは、私のような高齢者がほとんどで、たまに中年の主婦がいる。
かなり前にお会いしたご婦人は、「中村屋の肉マンがあればすぐに買うのだけれど、今日はないわねぇ。定価で買うと500円近いのに、200円で買えて、それに何と言っても美味しいのよ。」と、教えてくれたことがあった。
その後、中村屋の肉マンが出ているときに、買ってみた。
確かに、山崎の肉まんに比べて高いだけの美味しさはあるあると納得した。

家に着き、玄関の戸を開け、リビングングの戸を開ける。
以前だと、チーズが尻尾を降りながら出迎えてくれたものだが、今はその姿を見ることができない。
これが、ペットロスというものだろう。
家の中にいると、ふと思い出してしまう。
家の周りも毎日のように散歩していたから、「もう居ないのか。 」と、溜息が出ることがある。

こうやって卓上テーブルの前に座っていると、私の膝の上で横になろうという意図がありありと窺える態度を示す。
で、「分かったよ、膝の上で寝なよ」と、胡座を組むと、その中にすっぽりと入り込んで、気持ちよさそうに昼寝を楽しんでいた。
チーズとの会話は、もちろんなかったけれど、チーズが言いたそうなことは、何となくわかった。
チーズの中に体内時計があるのか、3時過ぎる頃から、散歩に連れて行って欲しいというように、前足を伸ばして軽く準備運動を始めるのだ。

だけど、「もう居ないのか。」