突然の来客。

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一昨日の夕方、そろそろ終業時間となる頃に、一本の電話が入った。
デイサービスの時間も終わって、他の職員は皆帰宅して、私一人なのに…
何処から、何事だろうと電話に出る。

某病院からでした。
「緊急なんですが、今日入所したいのですが、受け入れは可能ですか」という内容でした。

現状では、利用者さんが減少しているので、受け入れは可能だけれども、あまりに突然の申し入れと一人しかいないので、即対応は不可能。

で、当社の営業マンにヘルプを頼むが、急な申し入れで対応不可。
でも、営業成績が悪いので受け入れして下さいとのことで、受け入れはさせてもらいますが、夜勤担当者が来てからということになるので、18時半頃になる旨説明して了解を得る。
夜勤担当の出勤と同時に事務所を飛び出して先ほどの病院に駆けつけた。
利用者さんとケースワーカーさんが出迎えてくれました。
しかし、利用者さんの状況や経緯が全くわからない状態なので、ケースワーカーさんに概要を聞くも、かなりアバウトな内容でした。
独居の女性で、家族はいないのですが、実弟の方が隣県に住んで居るのだそうです。
最近、特に認知症が悪化して来たとのことで、今日は地域包括支援センターの方と一緒に通院の予定で、約束の時間に自宅に訪問したら不在で、その後帰宅されたらしいのですが、お腹が痛いとタクシーを使って病院に行かれたとのことですが、病院に着くと直ぐに良くなったとのことで、タクシーで帰宅されたとのことです。
それから、予定の病院に出向いて、CT検査をした所、脳がかなり萎縮していてアルツハイマーだろうとのことで、そのまま家に帰宅させるのは不安だということで、当所に連絡が入ったようです。
緊急避難的な対応です。
お連れする時は、特に問題はなかったのですが、当所に着いたら、
また、お腹が痛いとの訴えがあり、先程の病院に電話をしましたが、担当のケースワーカーさんは帰宅してました。
精神的なものだとは思うのですが、お腹が痛いとの訴えが続き、夜勤担当者も、殆ど仕事ができない状態なので、私も帰るに帰れず、その訴えが23時まで続き、遅い時間だとは思いながら、身内の方に連絡を入れました。
しかし、一緒に住んでいるわけでもないので、近況については全く知らないとのことでした。
どうしようもないのであれば、緊急搬送してくださいとのことでしたが、ただしその場合、ご親族の方に病院に来てもらうことになりますよと説明すると、それはできないとのことでした。
それで、身内の方から、鎮痛薬を飲まして下さいとのことでしたが、今度はそれはできないですと当方。
で、偽薬を飲ませることで了解を得ました。
で、見た目が薬っぽいものということで、小麦粉をスプーンに半分ぐらい飲んでいただきました。
それから、熟睡されましたが、翌朝4時頃起き出して来られました。
昨日から水も食事も取っていないと、空腹を訴えられましたので、残り物でお粥を作って提供した所、完食です。
腹痛の訴えはなくなりましたが、今度は、どうして私はここに居るのかわからないと、昨日の記憶が曖昧です。
お腹が一杯になったようで、またベッドに戻られました。

それから、私は仮眠を取りました。
7時半に、夜勤担当者に起こされて、送迎に出かけました。
送迎から帰って来たら、先ほどの利用者さんは、今朝と同じ状況で、どうして私はここに居るのって状態でした。
で、昨日のことを説明して、一旦は納得していただくのですが、リプレイが続きます。
お腹が痛くてタクシーを使って病院に行ったことは記憶にあるのですが、その後に再度病院に行ってCT検査を受けてアルツハイマー病の進行を阻止する薬を処方されたことは、全く記憶に残っていないようです。
「私、最近呆けちゃって、覚えてないのよ。
認知症なのかもしれない。」と、真面目な顔で言われるのですが、なんと答えていいやら…。