見て見ぬふりをする社会

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読了本の紹介です。

見て見ぬふりをする社会

見て見ぬふりをする社会

著者は経営者であり著述家であり脚本家でありラジオ・ドキュメンタリーのプロデューサー等の肩書きを持つマルチ人間です。
本書に食指を動かされたのは、自分自身が「見て見ぬふりをした」経験があるからです。
それは、自分自身が少しばかりの勇気がないっていうことが一番の要因だと思っているのですが、それ以外の要因について、知りたいという欲求です。
米・英の事例が多く取り上げられてますから、理解しやすいです。
その事例の中にわが国の森前首相の発言があるのには、同国民としていささか情けないところがあります。
また、組織に属していると、立場上見て見ぬ振りをせざるを得ないことに遭遇したりとか、傍観者効果に陥ったりと、実に参考になりました。
最終章に見て見ぬふりをしないための考えが述べられていて、「そうだよなぁ。」と納得しながら読み終えました。

仕事を終えて、いつものバス停の前でバスが来るのを待ちながら、エントリーしてますが、iPadを持つ手が寒さの為に痛さを感じ始めました。
今日の送迎は、利用者さんの荷物を事務所に置き忘れたために、二度も往復しなければなりませんでした。
とは言っても、私のミスですから…。
で事務所に帰ったら、営業マンからの電話。
内容は、先月退所されて、病院に入院された利用者さんが結核で亡くなられたとのことです。
「嘘でしょう。」と、つい声を荒げてしまいました。
退所されるときは、元気そうに見えたのですが…。