[随感日記] 「希望のケア学」
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ケアについてもう一度考えてみようとの思いから書かれた本が、こちらです。
渡辺俊之著「希望のケア学」
- 作者: 渡辺俊之
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2009/07/31
- メディア: 単行本
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「どうして私たちはケアするのか」
「ケアを受けるとどのような心理状態になるのか」
「感情はケアにどのように影響するのか」
「ケアは人間関係や家族関係とどのように関連しあっているのか」
こうした問いに答えることだということだそうです。
読み終えて思ったことは、心のないケアは、ケアをする側の人もケアを受ける側の人にも、いい影響はないということです。
ケアって言葉を聞くと、イメージ的には、「ケアされる人にとっては、プラスになる行為」だと思われがちですが、実際は。そうでもないことがあるってことが、この本を読んでわかりました。
それは、子育ても同じことなんですね。
親の愛情を一杯注がれて育った子どもと、そういう愛情を注がれずに育った子どもでは、かなり違った精神的影響を受けるということです。
それと同じことがケアの世界でもあるということです。
そうなんですよね、つい複数のご利用者さんが、皆してグルになって苛めているんじゃないかとつい被害妄想を抱きそうなくらい、業務が重なって忙しいとき、事務的に処理をしてしまうことってあります。
自省して、明日からそういうことが起きないように、もっと段取りをつけて尚且つ心を込めて頑張ろう。