[随感日記] 介護の専門性とは何か
にほんブログ村
50代半ばで、介護の世界に飛び込みなんとか3ヶ月が経過しました。
まったくの未経験の分野で、見よう見まねでなんとか3かけ月が過ぎました。
その間に、いろいろなことを垣間見て、この1年間自分なりにイメージしていたこととかなり違うなという感想を持ってます。
とはいっても、これはあくまでも今時分が関与している環境の中のことだけですから、俗に言う「井の中の蛙 大海を知らず」状況だと思います。
それで、この業界のベテランの方が書かれた著書を付け焼刃的に読み、いろいろと知識の吸収に勤しんでいるしだいです。
今回読み終えた著書は、三好春樹さんが書かれた「介護の専門性とは何か」です。
- 作者: 三好春樹
- 出版社/メーカー: 雲母書房
- 発売日: 2005/05
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
そこで求められている専門的な知識がないことを自分が一番よく知っていますから、不足部分を何とか補わなければならないという思いから、この本を選び読み始めました。
ところが、ご自身が告白されているのですが、自分は介護界の異端児だと。
たしかに、記載されている内容は、教科書的な内容とはかなり異なります。
でも、私にとっては、なぜかこういう異端児的な本のほうが、行政側が作る教科書的な本より好きです。
とくに、現場を知らない専門家といわれる人が、最新の理論を説かれているのですが、それは何年かすると実は間違いでしたという傾向があるんだそうです。
それよりも、理論的な裏づけは明確にはないけれども、常識といわれる考え方のほうが、今までの風雪に耐えてきた実績があるから、新しい理論よりも間違いが少ない。
これは、本当にそうだと思います。
専門家といわれる方(とくに御用学者といわれる方)の意見が、いかに国民を馬鹿にした意見を言う人たちかということを経験したから、よくわかりました。