成人式のこと
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本日も昨日に引き続き、空は晴れ渡って青空が広がっていますが、昨日と打って変わって風が少し強くてなんといっても冷たいのです。
そんな冷たい風が吹く中を、少し出かけるのが億劫だなぁと思いながら、チーズの夕散歩に付き合いました。
チーズも寒さを感じるのか、結構走ってばかりで、それを追いかけるのに、いやはや少し息切れがしました。
少し離れた坂道の中ほどの電信柱の傍に居るチーズの友だちとお連れの奥さんと目が逢い、遠くから軽く会釈して、私たちは、いつもの散歩コースにしているため、先ほどの電柱には行かず、その手前の角を左折して、てくてくと歩いていると、さっき電柱の傍で見かけたチーズの友だちが、同行の奥さんを引きづるようにして駆けてきて、私たちと合流しました。
追いかけてきたチーズの友達は、チーズとじゃれて遊びたい気持ちは一杯ですが、わが家のチーズはあまりその気がなくて、その奥さんの方に愛想を振りまくのです。
そして、その奥さんは、私に対して時候の挨拶として、
「今日は風が冷たいですね。」と、声をかけられ、「そうですね。」と私も、鼻水を啜りながら時候の挨拶を交わします。
折角追いかけてきてくれたのに、もう少し愛想良くすればいいだろうという思いで、その友だちが離れようとするチーズのリードを押さえて、その友達から離れていかないようにするのですが、
「なんでこんなに嫌がってるのに、ありがた迷惑なんだよ。」と、抗議しているチーズの目に、すぐにリードを緩めると、チーズはまた駆け出してしまいました。
また、追ってくるかなと後ろを振り返りましたが、今度は追いかけてくる気配はなく、そのままいつもの散歩をコースを続行しました。
その後は、チーズの仲間に会うこともなく、帰宅しました。
今日はといっても、既に日付が変わったので、昨日は「成人の日」でした。
当家の子どもたちは、無事全員終了しましたが、気持ちいいほど私の中にそれに関する記憶がありません。というか、関心を持っていなかったと言うことです。
当然、自分の成人式のことも、ほとんど想い出がない。
２０歳だから、田舎から上京して神宮前の学生寮に居住していた頃、あの時は住民登録を渋谷区にしていた筈だから、渋谷区役所からなんらかの成人式の通知があったとは思う。
でも、たまたま通過点として、この地に居住しているというようなものという意識だった。
同年齢の知り合いと言えば、その寮で１年ぶりに再会した同郷の高校の同級生ぐらいだった。
しかし、彼の誕生日は、私よりほぼ１年遅れの４月１日だったから、成人式の時期が違ったかもしれない。
今は亡き友人のことを久しぶりに思い出してしまった。
