暖かい冬の日
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今日は、いつもより少し早目にチーズの夕散歩に出かけました。
坂の上から見える空は、ぐるりと見回したところ、雲ひとつない空ですが、空と建物の境目には、白っぽい霞がかかっています。
東の空には、白い月が(満月かな)青空の中に顔を出しています。
少し急な坂道を下りきって少し歩いていくと、この辺りを取り仕切っている鎮守様を祭る神社に続く石段が見えます。
緩やかな石段を駆け上がると、木々の間から、西日が差してきて、チーズの白い毛を夕焼け色に染めます。
チーズは、石畳の隙間に鼻を突っ込んで、ぴくぴくさせ何か匂いを探しているようです。
それから、今度は少し急な石段を駆け上がると、神社に到着です。
神社の境内は、それなりの広さがあります。
かつては、この境内から見ると、一面に田畑が広がっていたとのことですが、今は住宅地化し、駐車場と公園になってます。
ここに来た20年前には、段々畑に桑の木が植えられていましたが、すっかり整地されて今では、賃貸アパートが建っています。
その当時には、ここから富士山を見ることも出来たのでしょうが、今はすっかり高い建物が建ってしまって、見ることが出来なくなりました。
神社にお参りをして、神社の裏口から抜け出して、大通りを渡って、いつもの散歩コースに臨みます。
住宅地の中に入ると、また新たに新築工事が行なわれていました。
そして、一人の職人さんが、仕事を終えて帰るところに出くわしました。
その職人さんが、別の職人さんに、
「今年はもう会うこともないだろうから、来年もよろしく。」と言って、工事現場から立ち去りました。
えっ、まだあと2週間弱ぐらいあるじゃないか、もう今年最後の挨拶なのといささか面食らってしまいましたが、世間ではもうそんな時期なんですね。
今年中には、再就職先を決めたいと思っていましたが、ちょっと間に合いそうもないです。
大きな十字路から坂道を下る、その坂道の途中からビルの屋根の上に夕焼けに白い霞が交じり合った色の向こうに、台形の黒い富士山の姿が見えます。
かつては、もっとはっきりとした形をした富士山が見えたんだろうなぁと思いながら家路に着きました。
家に帰り、しばらくすると、民間職業紹介所の担当のキャリアコンサルタントから電話があり、先日都内で行なわれた、面接結果の連絡でした。
予想通り、「今回も縁がありませんでした。」との内容だった。
これが、寒い日の雨だったりすると、かなり落ち込むのだけれど、今日のような割と暖かい日は、なんとなく落ち込みは少ないもんだ。