不思議な夕焼け空

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−事前連絡ー今日は、かなり長文になってます。


今日は「電車の中で」の続きを書く予定だったのですが、昨日1ヶ月ぶりに都内に行ってきたのものですから、そちらに内容を勝手に変更です。
いいですよね、勝手にできる=自分のコントロール下にあるってことが、一歩間違えると「コントロール・イルージョン」を起す可能性がありますから、要注意です。
最寄り駅までは、歩いて行きました、いやぁカンカンと照る太陽の熱で暑いです。
駅の自動券売機で目的地までの切符を購入し、自動改札口を抜けてプラットフォームに繋がる階段を下りました。
 
あと3分で、次の電車が入ってきます。
ここまで歩いて来た時間と距離分の汗が、どっと噴き出してきます。
首に巻いたタオルで汗を拭いますが、拭っても拭っても汗が止まりません。
到着した電車の中に乗り込みます。
冷房の効いた車内は、ひんやりとします、汗の噴き出しもおさまってきました。
かけていたメガネを胸ポケットに納めて、カバンから図書館から借りてきた本を取り出し、出入口近くのポールに凭れかかって目的地まで立ち読みです。
目的地到着の案内と同時に電車は止まりました。
地下鉄出入口に向かいます。
地上に出る階段を上りきると、待ち受けているのは官庁街のビルとその上の青空です。
陽射しは、かなり厳しいものがあり、街路樹の銀杏の葉も、すこし力がないです。
すこし強めの風が前から吹いてきます、それで、何とか目的地のビルまで歩いて行けそうです。
前を歩いている女の人の極彩色の短いスカートは、身体の動きに風が加わって右左へとひらりひらりと揺れています。
ビルとビルの隙間の路地に入ると、前から吹いてくるビル風でしょうか、次から次へと通り抜けてゆきます。
ふと、空を見上げるとビルとビルの隙間で切り取られた空間には、少し白い色がかかった雲のない水色が見えます。
目的地のビルで3時間ほど滞在し、外に出ました。

折角、都内に出てきたのだからと、健康増進を兼ねて散歩しながら気が向いた駅まで歩くことにしました。
祝田通りを皇居方面に向かって歩きます。
イイノホール横の交差点から向かいの日比谷公園の小さな森が見えます。
蝉の声は、ここまで届いてきます。
夜の日比谷公園は、今まで何度も途中下車して通り抜けているのですが、昼間歩くのは本当に何年ぶりのことでしょうか。忘れました。
日比谷公園に入ると、まず「カモメの噴水」を見つけました。
その噴水の近くでは、公園を取り巻く木たちが作る木陰の下のベンチに腰掛けた若い男性が、ソフトカバー本を読んでます。
喫煙所には、年配の男性が直立不動で紫煙を燻らせています。
私も早速、その喫煙所に行き、ぷかりぷかりと紫煙を吐き出します。
と、周りを見回しますと、『郷土の森』という立て札と木々の前に「名札」が立ってます。
ここには、全国の都道府県の県木と有名都市の市木が植えてありました。
グルっと一回りして日本全国の県木と市木を観察しました。
私の出身地の広島県の県木は、『もみじ』でした。
それで、土産物品の定番の『もみじ饅頭』か?
現住所の千葉県の県木は、「まき」です。
北海道が「えぞまつ」で沖縄県が「りゅうきゅうまつ」ですか。
東京都と大阪府が同じ「いちょう」で、茨城県「うめ」(納得)。
それから、栃木県が「とちのき」、ひときわ目立つのが宮崎県の「フェニックス」とすごくためになります。
そのまま、公園脇の道をまっすぐ歩いていますと、左手の建物の前では、TV局の人たちとなにやら主張をしているマイクを通じた女性の声が聞こえますが、気にせずに直進です。
ちょっと異様な風景に出会いました。
子どもたちの遊具が設置された草地の広場の周りには、グルっと金網が張りめぐらされているのです。
公園のパンフレットで確認すると、ここは「草地広場」。
もしかしたら、年越し派遣村跡地なのかな?
第一花壇の回りのベンチには、若い男女の2人組みとか年配の女性の2人組とか、並んで腰掛けておしゃべりをしています。
祝田通りと晴海通りの交差点をまっすぐと皇居方面に日陰のない道が直進しています。
いつもここに来ると思うんですよ。
なんて広い場所だろうって、松の木と草と玉砂利の広場、これだけの広さがあれば、ブルーシートハウスがどれだけ埋められるだろうって。
(あくまでも、これは個人の私の率直な感想です、感想には人それぞれの個人差がありますので・・・。)
その手入れの行き届いた松の木陰には、キャリーバッグと同じデザインの袋を置いている人が、腰をおろして休んでます。
同じような方たちが、バラバラと木陰の下に休んでます。
内堀通りの最初の交差点には、サングラスを掛けたラフで派手な服装の西洋人の観光グループが皇居方面に渡っていくのが見えます。
向かい側からは、白い半袖のカッターシャツとベルトにビジネススタイルの、野暮な日本人サラリーマンのグループが渡って来ます。

東京駅に続く道には、公孫樹が街路樹として植わってます。
その公孫樹の緑の葉の中に丸くて黄色いものが、鈴なりになってます。
近づいて確認したところ、やっぱり「銀杏」がなってました。
ここで「銀杏拾い」ができるのかと、なんだかつい嬉しくなりました。
噴水公園の傍の出入り口には、西洋人の若い女性グループが、噴水方面にデジカメを向けシャッターを押してます。それから、見終わったのか、みんな東京駅方面に向かってます。
そのうしろ姿からは、「暑さに参った」って声が聞こえてきます。
”It's Hot.”かな?
噴水がたてる水音は、流れ落ちてくる滝の音にも寄せては返す波の音にも聞こえます。
ただ、回りの自動車の騒音のせいで、その音がかき消されてゆくのが、残念です。
噴水公園を抜けて和田蔵門まで来ると自動車の騒音が薄れ、セミの声と玉砂利を踏む度に立てる音が、ほんのすこし江戸時代にタイムスリップ。
和田倉門橋の前の交差点を渡るとり、レトロな雰囲気のある建物を横目で見ながら、地下鉄入口に入ります。
階段の下から冷房の効いた空気上がってくるのを感じて、なんだかホットしました。

降車駅に着きました。
自動改札口を抜け、IYさんの店内のエスカレータを使って、屋上出口まで行きます。
それから中央公園の木陰の中を通り過ぎて、一般道に出ました。
そして、見上げた時に、そこに見たのは、東の空から一筋の白いラインです。
不思議な気持ちを持ちながら、その白いラインに見とれながら歩いて、国道に出ました。
国道にかかっている横断橋の上まできたとき、さっきの白いラインが示す先を確認しようと、西の空を見てびっくり。
なんと、夕焼け空から伸びた白いラインが、さっきの白いラインの発信元だったのです。
夕焼けから発信した白いラインは、頭上を超え東の空へと続いているのです。
きっと、まっすぐな直線なんでしょうけれど、ここから見るとグルっと頭の上を通り越して曲線に感じられました。
こんなことが起きるんだと関心しながら、横断橋を渡り、少し急な坂道を下り、下り終えたところから今度は上っていきます。
後向きでさっき見た夕焼けを見ました。
またまた、驚きです。
今度は、空が真っ二つに分かれているのです。
夕焼け空が見える左側と、そうじゃない右側に。
ある人のブログの中にここから見た夕焼けとは少し違いますが、「分割」って言葉で表現されてたと思いますが、その通りなんです。
こんな夕焼けを見るのは、生まれて初めてです。
といっても、毎日毎日見てるわけではないので、今までも起きたのかもしれませんが・・・。
この景色を見たことを、書きたかったんです。



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