立ち話

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(その1)
今日は、朝からいい天気です。
チーズを連れていつもの朝散歩に出かけました。

近くの駐車場の前に差し掛かった時、初老のおじさんと40歳前後の女性が立ち話をしている光景に出会いました。
聞こえた内容を再現すると、
「久しぶりですね。どうされてたんですか。」と女性が、男性に尋ねてました。
「いやぁ、家内の奴が倒れて、入院しちゃったんですよ。
それで、10日ほどつきっきりで。」
「まぁ、そうだったんですか。大変でしたね。」
「まぁ、なんとかなったので。」
「そうですか、気をつけてくださいね。」と、話を終えて二人は離れていきました。

その間、チーズは、駐車場の石垣にマーキングをしていました。
それで、この会話が耳に入ってきたという訳です。



(その2)
ハローワークの近くのコンビニで値上がりした煙草を一箱買って、店の前の喫煙場所で煙草に火をつける。
隣に、ちょっと年配のタクシードラーバーさんが、近づいてきて同じように煙草に火をつけた。

すると、「ズルッ」と階段を踏み外した音がした。
音の発信源を見ると、照れ笑いをしながらさっきのタクシードライバーのおじさんが、
「あいつ笑ってるだろ。」と私に向って声を掛けてきた。
一瞬何を言っているのだ、このおじさんと、戸惑っている私に、タクシードライバーのおじさんは、近くのタクシー乗
り場へ乗り入れのために、コンビに前の道路の端に停車しているタクシーの中の別のタクシードライバーを見ながら、
「ほら、あいつ笑ってるだろう。
 おかしな奴なんだよ。
 人が転げるのを喜ぶような奴なんだ。」
たしかに、タクシーの中に居るドライバーさんの顔は、少し笑っているように見える。
それで、「そうですね。」と私は軽く受け流すと、今度はそのおじさんは唐突に
「お守りを預かってくれないかって言うんだよ。」
「えっ、お守りをですか。」
「そうなんだよ、なんで預かって欲しいって言うんだって聞くと、『いやぁ、前にも預けたことがあるんだけれど、そいつが亡くなっちゃってさ。』って、変なことを言うだろう。」
「はぁ、お守りですよね。」
「そうなんだよ。あいつが言うには、『そのお守りを持っていると、なんだか厭な気がするもんだからって、誰かに預かってもらいたい』って、変なことを言うやつだろう。
そのお守りは、金ぴかで中国製みたいなんだよ。」
「それは、お守りじゃなくて疫病神じゃないんです。」
と、私が言うと同時に、そのおじさんは、煙草を灰皿に捨て、停車中のドライバーさんの所へ行って、なにか二人話し始めた。

私の煙草も短くなったので、それを灰皿に捨てて、
「結局、あのドライバーさんは、何が言いたかったんだ。」という疑問を抱えながら、私はその場を離れることにした。


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