142 受売りだけど

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久しぶりにここの家のパパと朝散歩に出かけてきた。
駐車場の三叉路には、体操服姿の中学生の男の子が大きな荷物を地面に置いて、友達が来るのを待っている。
そこにその中学生の友達がやって来て、両手を腕に挙げて掌を合わせて、挨拶をしている。今の中学生は、そういうアクションをするのかという不思議そうな顔をして、ここのパパはその光景を見ている。
バスセンターには、今日もバスが2台停まっている。
1台は「回送」の表示が出ている。
バス乗り場には、5人ほどの人が待っているけれど、まだ発車時刻になってないみたいで、「駅行きのバス」は乗り場手前で停車状態だ。
バスを覗き込むと、運転手席には誰も座っていない。
と思ったら、運転手さんがトイレから出てきた
そろそろ、出発かな。
通学している中学生が楽器の入った箱を持って、僕を追い越して行っちゃった。
まぁ、匂い探しであっち行ったり引き返したりしてるんだから、追い越されてもおかしくはないか。
こんな朝早くから、ちょっと恰幅のいいおじさんやおばさんが店内から出てきた。
その前には、立て看板が立ってる。
「○○市経営者朝のセミナー」とか書いている。
ということは、今出てきた人たちは、市内の経営者の人たちなんだ。
「あの人達に就職頼んでみたら」って、ここの家のパパに声をかけたら、なんか気のなさそうな顔をしてる。
ちょっと違う道を歩いてみると、そこには当たり前の事だけど、違う町の顔がある。
コンクリートの階段の上から前を見ると、見慣れない公園があった。
僕たちは、その階段を下りて、見慣れない公園にいってみることにしたんだ。
すると、公園のなかでは、年配の男性が両手を上にあげたり、横にあげて体操をしていた。きっと、退職後の男性なんだ。
ここの家のパパの話しだと、心理学者が調べたところ、定年後は外に出るのが億劫になって家に閉じこもる事が多くなるんだって。だから、どんどん外に出た方がいいみたいなんだって。
ところが、そんな老人を風変わりな人といって、揶揄するような文章を書いていた人がいたけれど、本当にデリカシーというか想像力というかなんていうのかなそういうものが欠けているような気がする。
でも、ある人の説だと、80年以降の教育の方法にも問題があるみたいだって。
そこから、子どもたちが変わってきたんだってさ。
それから30年経ってるから、今のアラフォーと言われている人たちのところで、微妙な断層があるんだって。

まぁ、それは置いといて、散歩から帰るときに、びっくりした。
年配の男性とその回りを若いママたちが、6人ぐらい曲がり角に立ってるんだ。
何事でもあったのかと思ったら、小学生がその前を通る度に、その男性が、
「おはよう。いってらっしゃい。」と一人一人に声を掛けていた。
通学途中の子どもたちの安全対策の見回りだったんだ。
ここの家のパパは、その間を通り抜けるのに、変な威圧感を感じたみたいで、僕をすぐ抱き上げてそそくさと通り過ぎちゃった。
出る時は涼しいと思って、ちょっと遠回りしたら、上がってきた太陽で暑くなっちゃった。



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