135 家族旅行 中

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PM18時過ぎに今日お世話になるペンションに到着。
ここの家の家族が、最後の訪問客だ。

僕たちの部屋は、2部屋が繋がっている2階の東側だった。
僕は、部屋の中をあっちこっちと匂い探しを兼ねて探索した。
それからしばらくすると「夕食の準備が出来ました。」とのペンションのおじさんの声で1階の食堂に、僕はパパに抱きかかえられて下りて行った。
ここの家の家族が食事している間ずっと、僕はパパの膝の上でじっとしていた。
長男は、すごい食欲で用意された食事を全部食べたあと、「あまり食欲が無い。」と言っている長女の分までペロっと食べちゃった。
それからここの家の家族は、僕の見張り役を残して、交代に1階の大きな風呂に行った。
この部屋にもバスはついているけれど、やっぱり大きいほうがいいみたいだ。
それから、昼間買ってきたお酒を長女を除いた全員で飲みながら、明日のコースについて話そうとしているけど、発言者はママと次女だけで、他の家族は2人におまかせ状態だ。
僕は、ここの家のパパが寝るベッドの上で寝ることにした。

8月16日
まだ、5時前だというのに、パパがゴソゴソと動き出した。
同じベッドに寝ている関係で、僕も目が覚めちゃった。
昨日の夜は、パパはいつもと違ってかなり早い時間に寝ちゃったのかな。
それから、僕たちはペンションの外に出た。
時間が時間だから、まだ誰も起きてない。
空は一面の雲で、ちょっと肌寒いくらい。
パパは、灰皿が用意された庭のテーブルに腰掛けて一服してた。
ペンションに入る前の大きな道に出て少し歩いて戻るった。
ママたちも起き出して、ママと次女とで本日2回目の朝散歩に行ってきた。
近くの小野川湖のキャンプ場には、キャンプに来ていた人たちも起き出していた。
もう、湖上にはボートが浮かんでる。
8時過ぎに朝食を終えるとすぐに、ここの家の家族だけじゃなくて他の家族もみんなチェックアウトした。
泊まった人たちはみんな朝早くから起き出して、朝食が出来るのを待ってたみたいだ。
ペンション前で記念撮影をして、さぁ出発だ。
昨日の夕方来た桧原湖に再度訪問、遊覧船に乗る予定だったみたい。
だけど、湖畔のモーターボートの呼び込みのおじさんのしつこい勧誘がまた長女の逆鱗に触れたみたいで、取りやめて、当初の目的地であるグランデコパノラマゴンドラへ直行。
小野川湖の周辺に沿った山道だから、カーブに駐車スペースがあって、絶好の眺望ポイントになってるから湖と山を背景に三脚を立てて家族全員の記念写真を撮る。
そのとき悪戯な風が吹いてきて、長女の前髪ゆらりと動かした、珍しく僕を抱いているから髪を直せない。
無常にも三脚の上のカメラは、カチャリとシャッター音を立てる。
「本当にムカツクんだから。
髪が乱れたから、直そうとしても、チーズで手が塞がってるから直せない。
もう1枚。」と長女が本日初めてのムカツク宣言。
エッ僕のせいかよ、まぁいいやと気を取り直して、もう1枚。
どちらにしても、僕はいつもそっぽ向いているんだけどね。

目的地のグランデコセンター(1010m)に到着。
本日の駐車場代金無料だってサ、「よかったねママ。」
駐車場からゴンドラ乗り場センターへ移動する。
ここも施設内の建物内はペット禁止だって。
僕とパパは、またまた建物の外で他の家族の用事が終わるまで待つ。
用事が終わるのを外で待っている間、半袖一枚のパパは、寒くなったみたいで、ママたちが建物から出てくると、「寒いから、長袖に着替えてくる。」と僕をママに預けて、今来た駐車場のほうへ駆けって行っちゃった。
「今日は風が強いので、ゴンドラはゆっくりと運行します。
頂上までは20分ほどの時間です。」との案内係のお姉さんの声とともにゴンドラのドアは閉められ、ゴンドラはゆっくりと山頂を目指して動き出した。
僕は、ゴンドラに乗るのは初めてだ、最初の内は外の景色を見てた。
だけど、途中から外を見るのは飽きちゃったから椅子の上にゴロンとうつ伏せになっていた。
ここの家族も、最初の内は回りの景色を見ながら会話は弾んでたけど、霧と大きく左右に揺れが出始めると会話も途絶えがちになった。
ゴンドラ山頂駅「ブナブナ」(1390m)に到着。
駅の周りは、真っ白い霧がゆっくりと流れていて回りの風景は、全然見えない。
道はぬかるんでいて滑りやすい、まぁ僕には大きな影響はないけど。
折角来たのだからって、「ぶなの小路」(1周20分)を踏破することになった。
回りの人たちのいでたちは、ちゃんとしたトレッキングスタイルがほとんで、ここの家族みたいな軽装はあまり見かけなかった。
あと、大きな網と上半身にゼッケンをつけた人たちがたくさん居た。
旅する蝶アサギマダラを観察しようと集まった人たちだ。
あれは、きっとあの男の子のおばあさんだろうな、「勝手に歩き回っちゃダメでしょ。」と注意している。
ここの家族は、途中途中で記念写真をパチリ、パチリと撮りながら「ぶなの小路」を1周してきた。
僕のお腹と足は、泥だらけだ。
ここに来る途中にあった「小野川不動滝」の看板を見つけたので、そこに行くことになった。
山道を下っていくと右側に「小野川不動滝」って立看板の細い脇道に入って行く。
自動車が1台が通れるくらいの本当に狭い道だ。
道の突き当たりには、駐車場があって、既に4・5台の自動車が駐車していた。
鳥居を潜って山道を上っていく、雨が降ったみたいで、ここの道もぬかるんでいて滑りやすい。
僕は、途中まで歩いたんだけれど、途中で何かを感じたので立ち止まって動かなかった。
そこからは、パパに抱き上げられてユラユラと揺れながら進んだ。
僕の嫌な予感は当たっていた、途中から結構急で長い石段が目の前に現れたんだ。
パパは、ゼイゼイ言いながら石段を上りきった。
しばらくみちなりに山道を歩いていくと、奧の方から子どもたちの喚声が聞こえてきた。
だんだん、子どもたちの声が大きくなってくる。
すると、目の前に滝とその下にたくさんの人たちがいる風景が現れたんだ。
喚声を上げていたのは、水に濡れる事なんか全く気にしない、1クラスぐらいの人数の中学生男女だった。
その中学生の一団とは別に、その滝の下や近くの岩肌には、本当にたくさんの人が、滝の風景を楽しんでいた。
水に濡れるのと岩肌が滑りやすそうだったので、ママたち女性陣は、滝の手前に少し出っ張った所で記念写真を撮って、そこから先に行くのは止めたみたい。
パパと長男は、岩肌の崖道を伝って滝の傍まで近づいて、そこで滝の写真を撮っていた。
そこから、今来た道を引き返すした、帰り道の途中からポツリポツリと小雨が降り始めた。
今日の昼食の目的地である喜多方を目指して、小野川滝の駐車場を後にした。

トイレ休憩のため道の駅に駐車した。
僕は、パパに連れられて駐車場の中を散歩する。
「目的地まではお腹を空かせるため、途中で食べない。」と言っていた長男も、「試食したら食べたくなった。」とチジミを買っている。
それを家族で少しづつ分け合って食べてる。
今度は、次女が「たこやき棒」を買って、これもみんなで分配して食べてる。
最後は、長女が「食べたいんだけど1コはちょっと無理だ。」と言っていたソフトクリーム(山塩とフレッシュミルクのダブル)をパパが買って、みんなで少しづつ舐めてた。
「これだったら、1コ買ってもまるまる食べられたかも。」と長女が感想を言ってる。
休憩を終えて、一路喜多方市に向かった。
前を走っている自動車は、坂道でカーブの度にブレーキの赤いテールランプがつく。
「前の車がトロトロと遅い。こんな山道なんだから、もっと早く走ればいいのに。
へたくそ。」と、ここの長女の本日二回目の不平。

長くなったので、続く。


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