チーズの目 78

今朝はといっても結構遅い朝だけれど、ここの家のパパと朝散歩に行ってきた。
コースはいつもの道順。
今日の空は、雲いっぱい。
ただ、東の空は明るくて、低い雲が風に流されている。
北の空は、黒い雲が覆っている。
自動車は、数珠繋ぎだけど、歩いている人は、ごく僅か。
僕の仲間とは、会えなかった。
いつもの長細い公園にも、誰も居ない。
昨日の夜降った雨で、たくさんの水溜りが出来ている。
水溜りを避けながら、歩く。
公園を抜けて、一般路をにおいを探しながら歩く。
僕は、途中で何度か立ち止まり、ここの家のパパを上目遣いで見る。
「なに、散歩楽しくないのか?」って、ここの家のパパが聞く。
「う〜ん。なんだろうねぇ。」
そうやって立ち止まったまま動かない僕を、ここの家のパパは抱き上げて歩く。
少し抱かれたまま歩き、また路上に下ろされると動作を何度か繰り返す。
そうやって、何度目かに路上に下ろされて歩いていると、
「居たよ、僕の仲間。」
家の前の門柱にリードで繋がれた僕の仲間。
彼は、玄関に座ったまま僕を見てる。
僕は恐る恐る彼に近づく。
そして、2匹でにらめっが続く。
彼のちょっとした動きで、僕は飛びのき、そのまま逃げ出すように走った。
彼は、ずっとそんな僕のうしろ姿を見ていたって、走り去ったあとからここの家のパパから聞いた。
「う〜ん。なぜなんだろう、逃げちゃうの。」
そして、帰宅。
ここの家のママは、仕事に出かけちゃっる。
朝食をここの家のパパが準備してくれた。
少し口につけてみたけれど、途中で止めた。
「う〜ん。どうしたんだろう。」
そして、今ここの家のパパが流しているジョン・レノンの「ジョンの魂」を聞きながら、カーペットの上で丸くなって後ろ足で耳の裏を掻いている。
外は、かなり明るくなってきた。
そうやって、僕は瞑想の中に入って行くみたい。
「LOVE」を聴きながら。。。
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