チーズの目 66

 今日の空も青く、太陽は朝早くからじりじりと肌(いえ毛皮)に焼きつく。
 久しぶりにここの家のパパと朝の散歩に行って来たところ。
 通学途中の小学生を追い越した時に、その小学生がボソッと
 「こいつ、小またの癖に歩くのはやいなぁ。」
 と言った一言で、僕って歩くのが早いんだと気づいた。
 少子化って言ってるけど、かなりの黄色いランドセルの塊が歩道いっぱいに話しながら学校に向かっていた。
 昨日の食欲のなさに比べ、今日は朝から朝食が弾む。
 
 午後は、暑いくて仰向けになっていつもの指定席で瞑想中。
 夕方の散歩も、ここの家のパパと、今行って来たところです。
 たくさんの仲間と会ってきた。
 皆元気に夕方の散歩をしている。
 帰る途中で、かなり大きな犬と同行者のおじさんに会ったんだ。
 僕は、遊んでもらおうとしたんだけれど、先方は
 「チョコチョコと目の前でうるさい奴だな。」っていう目をして僕を見る。
 「でも、そんなの関係ない。」って、僕が飛び回るものだから、ここの家のパパは、リードを引っ張ってそこから立ち退こうとする。
 先方の犬と同行者の人も、立往生。
 すると、その犬が吠え始めるから、僕も一瞬ひるんで逃げる。
 ついに、ここの家のパパも、僕を抱き上げて、
 「ほら、怒ってるだろう。」といって、同行者の方に
 「すみません。」って、謝って帰ってきちゃった。
 僕は、ただ遊んでもらいたかっただけなんだけれど・・・。