原発震災読書中。

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今頃になって、石橋克彦さんの「原発震災」を読んでいます。

原発震災―警鐘の軌跡

原発震災―警鐘の軌跡

とは言っても、出版日を見ると、今年に入って出版されたものですから。
ただ、初出は1997年ですから、20世紀に書かれたものです。
書かれている内容は、浜岡原発に対しての警鐘なんですが、福島第一原発を予告した内容です。
そして、書かれたときには、専門家やマスコミから全く省みられることはなかったとのことです。
で、当時の専門家たちは、自分たちの過ちを反省することもなく、未だに居座っているのですから、なんともやるせないです。
本書を読んでいくと、これ程地震の多いわが国で、原発を推進した人たち。
著者が書いているように、「軍国主義」を旗印に政府・学者・マスコミが戦争に突入して行った経緯と全く変わらない、本当に学習能力のない国民だと、自分を含めて思います。
あの当時は、戦争を反対する人たちを「非国民」とに罵っていましたが、今は原発を反対する人をなんというのでしょう。
かつての戦争は、敗戦という外圧で、軍国主義が解体されましたが、原発国家は、今回の福島第一原発事故でも「まだ、安全だ」と言って、原発を推進しようとするのですから…。