微生物のおかげ
最近、微生物の本を専念して読んでいる。
なぜか惹かれるのです。
自分なりに理由づけをすると、2年前にS字状結腸癌に罹って、自分の腸について気を使い始め、腸内細菌に関心を持ち始めて、微生物全般についての情報を得ようと思ったからだと思います。
それまであまり気にもしてなかった自分の体の中のことに、関連の本を読み進むうちに、自分の意識では制御できないところで、いろいろなことが起きていることに、驚きです。
微生物の情報を得てから、微生物がいなければ、今の自分もいなかったことに思い至るようになりました。
とかく微生物って、これまであまりいいイメージを持っていなかったけれど、微生物がいなかったら、食べ物を食べても、腸内の微生物がいないと、消化も吸収もできず、素通りしていくだけで、何ら栄養が身につかないって、思ってもみませんでした。
とんでもなく複雑なことをやっているのに、ほとんど気が付かずにいたんだと思うと、本当に知らないって、損だなぁと痛感です。
地球ができてから、最初の生物は、今でいう微生物だったようです。
その彼らが、長い年月を経て、現在の動植物に進化してきたんだと思うと、不思議です。
かつての単細胞生物から多細胞生物にどうやって進化してきたのか、やはり不思議です。
今自分は、ヒトとして生きているけれど、どのように枝分かれしてきたのか、想像の範囲を超えている。
昆虫や鳥のナビゲーション能力にも、驚かされるけれど、微生物・寄生虫の生き残り戦略にも驚かされる。
ヨーロッパでは、産業革命前までは、健康という認識がなかったとのことだが、わが国にも、健康という考えは、なかったんだろうなぁ。
中国では、漢方薬を使っていたのだから、それなりに病気に対する処方のようなものがあり、医食同源という言葉があったのだから、健康に近い考え方は、あったんだろうなぁ。
ただ、細菌説が認められるようになったのは、19世紀の末ごろだから、それまでは、対処療法だけだったんだろうなぁ。
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