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行き帰りの通勤電車の中で読み上げたのは、この本です。
- 作者: 木下清一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 新書
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著者は、生物学者なので、生物学の観点から「心の起源」についてアプローチしたものです。
心を探求するのに心で行うという、言われてみれば、実に不可解なことです。
その心の起源は、著者曰く「記憶」と極めて関係が深いとのことです。
それも、言われてみれば、その通りだなぁと、著者の案内で不可思議な世界に入り込んで行く。
私の理解力では、歯が立たないとはわかっているのですが、結構面白い世界です。
この世の中、説明のできないことが、たくさんありすぎる。
だから、その謎を解き明かそうと、日夜考えている人たちがいるんですねぇ。
物質世界(素粒子、元素)→生物世界(高分子、細胞)→心の世界(神経系、免疫系、内分泌系)と世界が広がって行くのですが、あくまでも前の世界の制約を受けることになるとのこと、確かに。
心は、神経系と関連してくる、確かにと。
しかし、自己矛盾とか、統覚等々理解できない言葉が、飛び交っているのですが、なんとなくこういうことかなと考えながら、読み終えたのですが、自分の中で未発酵状態です。